こんにちは

なんばCITY店ノグチです。

シサムコウボウ・vote forでは毎年5月一ヶ月間を

「フェアトレード月間」としています。

皆さまにとって、フェアトレードが、より身近なものと感じて頂けるように、

そして、持続可能な社会を作っていくために

一人ずつが参加できるものと感じて頂けるように…

シサムのフェアトレードパートナーが行っている

人や、社会、地球のためのアクションを

連載ブログで紹介していきます。

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フェアトレード月間2020

特別連載ブログ

– Step in- フェアトレードで叶えるSDGs

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□SDGs(エスディージーズ)とは、

Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)の略称で、

2015年の国連サミットで採択された、世界共通の目標です。

世界で起きている様々な問題を背景に

地球上で誰ひとり取り残さないことを誓い、

2030年までの達成を目指して、17の目標が掲げられています。

《 前回までのブログ 》

vol.0 連載はじまります

vol.1 なんばCITY店

vol.2 京都本店

vol.3 神戸岡本店

vol.4 枚方店

vol.5 裏寺通り店

vol.6 SOL店

vol.7     もりのみやキューズモール店

vol.8     吉祥寺店

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今回の「Step in」は

フィリピンの『CCAP』とバングラディシュの『Dew Craft 』。

どちらも、手工芸品の生産を通して、

貧困の改善を目指している団体です。

×

DEW Craft

水草や粘土など、

貧しい人でも手に入りやすい地元素材にこだわり、

バングラデシュならではの土地柄を生かした商品づくりで

女性達をサポートしています。

活動拠点は、

バングラデシュの災害が発生しやすい地域。

洪水被害者の支援や復旧も、

DEW Craftsの大きな役割です。

また、災害時に限らず、

突然の事故や病気などの際にも

“緊急ローン”を提供し、

生産者が危機を脱する手助けをしています。

さらに、

DEW Craftsの手工芸生産者を、

他の国のフェアトレード NGOに技術指導のために派遣したり、

逆に受入れたりすることで

国境を越えて生産者同士で協力したり、

交流する機会を持っています。

(DEW Facebookより PC操作ワークショップの様子)

『DEW Craft』は他にも、

6個のSDGsの目標に関係するアクションを行っています

CCAP

フィリピンの各地に伝わる

それぞれの地域の自然素材を活かした

素晴らしい手工芸の技術。

しかし、その多くが

現代のマーケットに乗り切れず、

生産者が自力で生業を継続するのは難しい状況にあります。

CCAPではワークショップなどを通して

そうした小規模の生産者グループそれぞれの状況に合わせた支援を活発に行っています。

(CCAP Facebookより)

商品の適正な値段付けの方法から

納期管理や品質管理、資金繰り調整など

(CCAP Facebookより)

グループの継続的な生産活動に必要な全ての分野で、

トレーニングを受けることができます。

(CCAP Facebookより)

こうした実践に役立つ支援を受けながら

生産者自身が自力で国内外との取引を行い、

自立した生活を営むことを目指しています。

(CCAP Facebookより)

生産者によってはマニラからバスで片道10時間以上の山道を越えた場所に暮らす人々も。

スタッフはそんな遠隔地にも頻繁に足を運び、

生産者と密にコミュニケーションを取りながら支援活動を行っています。

“誰も取り残さない”
そんな思いが伝わってきますね。
伝統の技術や、その土地の素材を生かす。
(DEW Craft Facebookより)
それはそのまま、
生産者の方々が、自分のルーツや文化を認め、守り
その土地で生き抜くこと。
(DEW Craft Facebookより)
尊厳を持って貧困から抜け出し、自立していくことへの
大きな原動力になる。
色んなことを学ぶうち、
改めてそう思いました。
約1か月半に渡ってお届けしてきた-step in-
最後までお付き合い頂き
本当にありがとうございました!
「貧困をなくす」
本当に難しい、大きなテーマですよね。
でもまずは、
私達自身が、「貧困」とは何かを
知ることが大切なのかもしれません。
フェアトレードのものを手にしたことをきっかけに、
途上国の人々の伝統や暮らしに触れたり、
自分が手にした商品が、
どんな人々の人生を、地球そのものを
どんな風に動かすのか、想像してみたり。
雨水が、山肌から流れ出て川になり、

やがて海に行き着くように、

私達はみな同じ命を受け

いつか、同じ所へ辿り着く。

だから、

地球のどこかで貧困に苦しんでいる人がいるなら、

それをほんの少し、自分事にしてみて

今できる、小さな一歩を踏み出してみる。

この連載が、

皆様にとって、何かのきっかけになれれば幸いです。

私も、気持ちを新たに明日から

step inしてみようと思います。

なんばCITY店 ノグチ