皆さま、こんにちは!
もりのみやキューズモール店 フジナカ です。
シサムコウボウ・vote forでは毎年5月一ヶ月間を
「フェアトレード月間」としています。
皆さまにとって、フェアトレードが、より身近なものと感じて頂けるように、
そして、持続可能な社会を作っていくために
一人ずつが参加できるものと感じて頂けるように…
6月も引き続き、シサムのフェアトレードパートナーが行っている
人や、社会、地球のためのアクションを
連載ブログで紹介していきます。
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フェアトレード月間2020
特別連載ブログ
– Step in- フェアトレードで叶えるSDGs
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□SDGs(エスディージーズ)とは、
Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)の略称で、
2015年の国連サミットで採択された、世界共通の目標です。
世界で起きている様々な問題を背景に
地球上で誰ひとり取り残さないことを誓い、
2030年までの達成を目指して、17の目標が掲げられています。
《 前回までのブログ 》
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今回の「Step in」は
『 Sana Hastakala 』と『 Thai Craft 』。
この二つの団体の共通点は、伝統工芸の継承と経済的自立。
家事・育児しながらの家庭内手工業であるということです。
2つの団体で働く、職人の多くが女性たち。
彼女たちの働く環境を覗いてみましょう。
『Sana Hasutakala』
シサム工房に届くニット製品の編み手は、全員が女性です。
必要な分量の毛糸を自宅に持ち帰って、
子育てや家事と両立させながら、自分のペースで注文品を編んでいます。
他ではなかなか仕事を見つけることができない耳や脚が不自由な女性たちや、
未亡人など、経済的に困っていた女性が優先的に雇用されていて
貴重な就業の場となっています。
フェアトレード団体であるサナハスタカラでは、
組織維持に必要な分以上の利益が出た場合、編み手さん一人一人に、
生産量に比例した還付金が、手書きの THANKS CARDを添えて、手渡しで還されます。
働き手にとって、自分たちの頑張りが還元される仕組みが、きちんと作られています。
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『 Thai Craft 』
長年、定期的にバンコクで大規模なクラフトバザーを開き、
主にタイに住む外国人を招いてタイの各地で作られた手作り製品を、
その文化や魅力を紹介しながら販売しています。
バザーには毎回、各地から大勢の生産者が招かれ、
普段は村に暮らす生産者が自ら販売を経験し、
直接消費者と触れ合うことで、マーケティングや商品開発などの力をつけていきます。
最終的には、生産者が自分たちで
生産から販売までを行う力をつけることを目標にしています。
また、各地の伝統工芸が流通の場を得ることで、
技術の後継者が育ち、地方の生産者が、出稼ぎに出ることなく、
村の生活を守りながら現金収入を得る一助となっています。
これはとても大きな仕組みです。
今日も生産者たちは、村で畑をしながら、
民族の伝統技術を懸命に守ろうとシルバーアクセサリーの制作を続けています。
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自分できちんと働いて得たお金で、家族の生活を守る。
自分の生活を守る。
彼女たちの働き甲斐と想いを同じくする人は、
沢山いるのではないでしょうか?
『働き甲斐』を感じる事は、働き手の環境が守られている事、
仕組みが整っている事の大切さを、とても感じます。
世界ではまだまだ、搾取されている仕組みがあるのが現状です。
だからこそ、消費者である私たち一人一人が
お金の使い方を考える事が、とても大切なんだと思います。
フェアトレード月間 連載ブログ「Step in」
次は、コピス吉祥寺店へバトンを渡します!
もりのみやキューズモール店 フジナカ