ABOUT 私たちについて

シサム工房 創業の想い

シサム工房は、1999年4月25日に京都の郊外で小さなフェアトレードショップとして生まれました。
学生時代に人権や貧困の問題と出会い、バックパッカーとしてアジア、アフリカを旅したシサム工房の代表が、
社会経済的に立場の弱い人たちとよりいい形でつながって生きていきたい、と強い想いを持ったのが始まりです。

創業以来、オリジナルの商品開発を行い、商品の質やデザイン、提案する空間にこだわりながら、
一貫してフェアトレードにチャリティではなく、事業として取り組んできました。

今では、これまでやってきたこと、これからやっていくことを明確にVISIONとして言語化し、力強く、
これからの社会づくりに取り組んでいます。

VISIONお買いものの力で 思いやりに満ちた社会をつくる担い手となる

「お買いものとはどんな社会に一票を投じるかということ」

お買いものには「社会を変える力」があります。

フェアトレード品を中心に、作り手、売り手、買い手、社会、地球環境の「五方良し」を目指した商品やサービスを広めることで、貧困・児童労働・環境問題などの社会課題の解決を目指します。

その中で、人種や性別、文化、宗教などの違いを超えて、対話と尊重を基盤に、多様な人々が関係性を豊かに育み同じ地球上に暮らす良き隣人(シサム)として、生き生きと共存する社会 =「思いやりに満ちた社会」を目指します。

※ 社名の「シサム」とはアイヌ語で「隣人」という意味。
同じ地球上に暮らす人たちと「良き隣人」としてつながって生きていきたいという想いを表現しています。

ディープなシサム

◎ ディープなシサム

シサム誕生まで

私が大学一回生の時(1989年)、南アフリカでのアパルトヘイト(人種隔離)を題材としたドキュメンタリー映画と出会い、強い衝撃と共に、そのあまりの不条理さに強い怒りをおぼえたのがすべての始まりです。

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その後、反アパルトヘイトの市民活動に参加し、国内外の人権や貧困の問題など社会の不正義に意識が向くようなりました。

同時に、アジア、アフリカへの一人旅を始め、それまで漠然と持っていた「何かをしてあげれる人」という根拠のない自信が、実際に現地を旅することで崩れ去り、厳しい環境の中でも、あたり前の日常がそこにはあって、そこでたくましく人が生きていることに強く、純粋に、心を動かされたのを覚えています。そしてその頃に強く思ったのが、将来、何かしらの形でアジア、アフリカの人たちとよりいい形でつながって生きていきたい。ということでした。

学生を修了後(1995年)、まずは社会経験を積むために、エスニック民芸店とタイレストランを経営する会社に入社し、そこで約4年間、仕入れ、輸入、販売に関わる様々な経験をさせていただきました。

退社を決めて考えたのが、学生時代から漠然とあこがれていたNGOの海外現地スタッフとして、直接アジア、アフリカの人たちのもとへ行くことを目指すか、自分の店を日本に持って、そこを基点にアジア、アフリカの人たちとのつながりを築いていくか。

純粋に生き生きとした自分でいられる状態はどっちか、10年先の自分を一生懸命、一生懸命、想像して出した答えが、1999年、4月25日のシサム工房の創業です。

あくまで自分のついていけるペースで、途上国の人たちとよりいい形でのつながりを確かめながら、生きていく。その場としてシサム工房を育てていきたいと思っています。

同時に、今後増えていくであろうシサム工房で共に働く人たちの想いや理想、そしてお客様の想いまでが加わりながら、予想もつかない展開になればなお楽しいと思っています。

店名「シサム工房」に込めた想い

いつの間にか好きになっていた手仕事の品々。自分が「なぜ好きになったか」と考えてみると、きっと一つ一つが、みなすべて異なっていることが魅力なのだと思います。

ものだけでなく人にしても、それぞれがみな異なっていることに面白さ、魅力を感じます。

アイヌの人権問題の本の中で、偶然出会ったのが「シサム(隣人)」という単語。

「同じ人間だからつながるのではなく、お互いに個性として異なる人、だけどお互いに無関係では生きられない隣人として、互いを尊重しあいながらいきる」、そんな想いをこの言葉に込めて、店名としました。

シサム工房という場を通して、自分も含め、一人でも多くの人がシサムとなり、お互いを尊重した関係を築いていければと願っています。

シサム工房の場で共有したい価値

1) 異なる生活習慣や文化背景の下で、人の手によって生み出される手仕事品の味わいや、ゆがみや経年変化など個性を良しとする価値観。

2) ものの背景にある、作り手の生活や、生産・流通過程での社会や文化、環境面での影響などもののうしろにあるストーリーを意識した消費行動。

3) よき隣人として、地球上のあらゆること、ひと、ものを意識し、自分たちの身近な生活に結びつける生き方の提案。

事業を通して表現する

シサム工房は利潤の最大化を目的に設立した事業体ではありません。
自分たちが生き方として信じる価値を事業の中で表現しながら、それを生業とすることを目的にした事業体です。

フェアトレードを事業にする

フェアトレードはお買いものの力で社会経済的に立場の弱い人たちを支援する仕組み。
そのフェアトレードを事業にするのは並大抵のことではありません。

「フェアトレードの現場に商品開発力と販売力を!」これが社内で掲げているスローガンです。
私たちは、この仕事にプロフェッショナルとして携わることを共有しています。

ビジネス上、好条件でない人たちと継続的につながっていくには、「想い」だけではどうしようもありません。
生産者への「リスペクト」と「根気」そして「意志」が必要です。

生産者たちと意志をもって商品の質の向上や魅力的な商品づくりに取り組み、
お客様に「素敵!欲しい!嬉しい!なるほど!」という前向きで楽しい気持ちでお買いものをしていただくことを目指しています。

シサムのキーワード

① シビアさとプロ意識
 シビアな思考とプロ意識からいい仕事が生まれる。

② 誠実さと感謝の心
 何事にも誠実に取り組むこと、そして今あることを当たり前ととらえず、感謝の心を持つ。

③ ポジティブな発想と遊び心
 できない理由でなく、どうしたらできるか。べき論で考えず、遊び心をもった発想で楽しむ!

④ 歩きながら考える!
 立ち止まらず、ゆっくりでも歩きながら考える。そうしたら見えない風景が見えてくる。

ディープなシサムについて

社内スタッフ向けに書いたのが2002年4月。ディープで、熱い思いは、今でも続いています。

 What you buy is what you vote
 お買いものとはどんな社会に一票を投じるかということ

2019年7月
シサム工房 代表 水野泰平

◎ 商品の質について

シサム工房は、「フェアトレードの現場に商品開発力と販売力を」を社内スローガンにして、仕事に取り組んでいます。
さまざまな理由から通常の経済活動でははじき出されてしまうような生産者の人たちとフェアトレードの仕組みでつながるときに、私たちが商品開発と販売面のプロフェッショナルとして役割をしっかりと担う、という強い想いを持っています。

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このときにどうしてもジレンマになるのが、商品の質の問題です。

シサム工房の取り扱い品のほとんどは、家内手工芸レベルの生産現場で作られています。
設備も知識も、そして生産者たちの意識も、まだまだ未熟で発展途上であり、質の管理がとても難しいのが実情です。

手織りであれば、どうしても織り傷や織り飛ばしといったことが発生する場合があります。
染めは天候や湿度の変化で同じ色を得ることができずに、納品の時期によって色が異なってしまうこともしばしばです。

さらに、取扱い商品のほとんどが天然素材であるということも、質の管理を難しくする原因となります。
天然素材は、一つ一つの色、つや、手触りなどすべてにおいて異なります。
中には成長の過程で傷やシミなどがついているものもあります。

 私たち自身、どこまでを手仕事や天然素材の味とみなすことができるのか、許容できるのかという問いは、正直、常に問題意識として持っています。

同時に、質の管理は、商品を広く支持していただくため、つまりフェアトレードの仕組みを継続させていくために最も大切な要素であり、生産者たちにとっても間違いなくエンパワメントにつながることになると考えています。そうした意識でシビアに取り組み、継続的なものづくりを続けていく中で、私たちのパートナーである生産者たちの質へ対する意識や管理方法が向上し、間違いなく質は向上してきました。

ここで、私たちの商品の質についての考え方について、みなさまと共有しておきたいことがございます。

1つは、商品販売という観点から、質や価格のことだけを考えたら、もっとほかに生産環境が整った工場などとの取引がありえるのかもしれません。別の国や場所でもっと安く、質の高いものを手に入れることができるかもしれません。
 ですが私たちは、質の管理のために、そうしたところへ取引を移行させるつもりも、生産者を変えるつもりも全くありません。
 私たちの使命は、家内手工芸レベルの生産者たちと対等な関係を結んで継続的な付き合いをし、お互いに暮らしを成り立たせていくことであると考えています。
それがフェアトレード事業であり、私たちの創業以来の志であり、そして存在意義だと考えています。

もう1つが、私たちが目指しているのは、手仕事の精緻さや高尚な美術的価値をもつ美術工芸品ではないということです。
 ましてや均質、均一なものを大量に生み出し、廃棄させながらまた流通させていくことでもありません。
むしろ、多少のゆがみやきず、不均一さといったものは、天然素材や生産者による一瞬の偶然によって生まれた個性と考えています。
そして私たちは販売を通して、そうしたものの個性を受容するゆとりのような価値感こそを社会に広げていきたいと考えています。

シサム工房の取扱い品は、均質なものでも、機械的に大量に作ることのできる商品でもありません。
手仕事の跡が残ったものになります。
それが未熟な証だとしても、私たちが目指すところは、貧困から抜け出す為に、今持てる技術の限りに生産に取組む生産者たちに継続的に仕事を注文していくことであり、手仕事で作られたものの個性や多少のことを受容する価値感を社会に広げていくことです。

ぜひ、みなさまにもシサム工房の質への考え方、姿勢についてご了承いただいた上で、お買いものをして頂ければと思います。
そしてお買物を通して、生産者たちの暮らしを支え、また新たな価値を感じていただければと願っております。

シサム工房 代表 水野泰平

※ 上記は基本的な姿勢について書いたものです。
 ご購入後、商品について気になることがございましたら、ご購入店舗にお気軽にご連絡ください。

会社概要

社名
有限会社 シサム工房
本社所在地
〒606-8221 京都府京都市左京区田中西樋之口町94-2
電話番号
075-724-5677
卸専用電話番号
075-712-2336
FAX番号
075-707-2301
メールアドレス
info*sisam.jp  (*を@に置き換えたものがアドレスとなります)
Webサイト
http://www.sisam.jp/
オンラインストア
https://sisam.shop-pro.jp
創立日
1999年4月25日
役員
代表取締役 水野泰平 / 取締役 人見友子
資本金
5,000,000円

事業沿革

1999年4月25日
多くの友人有志の手を借りて京都・百万遍の地に個人事業としてシサム工房創業
2000年11月30日
京都・百万遍の店舗を2倍のスペースに拡張
2002年6月1日
家具と古民具のショールーム、茶山庵を開設
2002月7月15日
有限会社への組織替え
2002年11月30日
大阪・南堀江の地に堀江店を開設
2005年3月31日
家具と古民具のショールーム・茶山庵を閉設
2006年4月25日
京都・六角新京極に六角通り店を開設
2006年12月8日
事務所を京都左京区疎水沿いの歴史ある洋館へ移転
2007年4月
オンラインストア開設
2008年4月25日
神戸・岡本に岡本店を開設
2010年4月3日
大阪・樟葉にKUZUHA MALL店を開設
2010年10月14日
事務所を京都本店に今までより近い御蔭通り沿いへ移転
2011年3月18日
神戸・三宮にSOL店を開設
2011年11月24日
京都・六角通り店を移転、裏寺通り店として移転OPEN
2012年4月11日
大阪・堀江店 リニューアルOPEN
2012年6月30日
大阪・くずはモール大規模リニューアルに伴い KUZUHA MALL店・閉設
2012年10月5日
大阪・難波に、なんばCITY店を開設
2015年4月27日
大阪・森ノ宮に、もりのみやキューズモール店を開設
2016年4月1日
SISAM COFFEEが、[ソーシャルプロダクツ・アワード2016] 優秀賞 受賞
2016年4月22日
京都市 [これからの1000年を紡ぐ企業認定] 第1回認定企業に認定されました。
2017年3月30日
東京・吉祥寺に、vote for by sisam FAIR TRADE コピス吉祥寺店を開設
2018年11月
旧オンラインストアが「FAIRTRADE LIFE STORE」へリニューアル
2019年3月15日
神戸・三宮SOL店 がvote for by sisam FAIR TRADE としてリニューアルOPEN
2019年3月31日
大阪・堀江店閉設
2019年4月18日
大阪・枚方にvote for by sisam FAIR TRADE 枚方T-SITE店を開設
2019年4月25日
シサム工房創業20周年