こんにちは。
京都・裏寺通り店のムラタです。
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人種差別によるニュースを見ました。
黒人、白人、アパルトヘイト、学校で習ったような……。
過去の出来事のようにとらえていました。
ずっとずっと続いてきた問題。
「どう解決したらいいのかわからない。
きっと30年後も続いている、どうにかしてくれ!」
少年に訴える男性を見て、心が痛くなりました。
シサムはアイヌ語で良き隣人という意味合い。
そして、今回ご紹介するNGO団体を含め、
差別を受けてきた生産者さんもたくさんいます。
今の私にとって他人事ではなくなりました。
目をそらさずに、向きあってみようと思います。
シサムコウボウ・vote forでは毎年5月一ヶ月間を
「フェアトレード月間」としています。
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皆さまにとって、フェアトレードが、より身近なものと感じて頂けるように、
そして、持続可能な社会を作っていくために
一人ずつが参加できるものと感じて頂けるように…
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シサムのフェアトレードパートナーが行っている
人や、社会、地球のためのアクションを
5月に引き続き、6月も
連載ブログで紹介していきます。
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フェアトレード月間2020
特別連載ブログ
– Step in- フェアトレードで叶えるSDGs
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□SDGs(エスディージーズ)とは、
Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)の略称で、
2015年の国連サミットで採択された、世界共通の目標です。
世界で起きている様々な問題を背景に
地球上で誰ひとり取り残さないことを誓い、
2030年までの達成を目指して、17の目標が掲げられています。
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前回までのブログ
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今回の「Step in」は
『MESH』
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シルクショールを作ってくれているのは、
NGO団体メッシュに所属する「リトルフラワー」。
メッシュは、インド最貧州のひとつ、ビハール州にあり、
もともと村々を追われたハンセン病患者たちが
流れ着いて出来たコミュニティです。
「ハンセン病患者と障がい者のための就業機会を最大化すること」を目的にしています。
「人や国の不平等をなくそう」
そのために、リトルフラワーは、ハンセン病患者が
無料で治療を受けられる病院が併設されており、
治療をして良くなると、身体の調子に合わせ、
ショール製作の仕事を通して、自分ができる作業を担当していきます。
「平和と公正をすべての人に」
ハンセン病というと、手足や知覚の麻痺の症状が現れる病気で、
かつては日本でも、島に隔離されたり、国の方針で根絶、
家族まで差別を受けた、という歴史があります。
2018年データによると、世界で最もハンセン病患者の多い
インドは120,334名、他国に比べてかなりの突出。(日本は0名)
参照 https://www.globalnote.jp/post-3941.html
治療薬不足と、患者やその家族への差別、
障がいへの偏見が根強く残っているインド。
患者たちは外見上の特徴などから仕事に就くことができず、
物乞いの生活を送らざるを得ない人が多くいます。
しかし、メッシュの取り組みのおかげで、
そこに属する約1,000人の人々は、海外からの注文を受けるまでになり、
自分たちの作るものに自信と誇りを取り戻し、
尊厳に満ちた生活を送っています。
今回ご紹介した、『MESH』は他にも、
8個のSDGsの目標に関係するアクションを行っています
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フェアトレード月間 連載ブログ「Step in」、
次回は三宮SOL店へバトンタッチします!
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京都・裏寺通り店 ムラタ
裏寺通り店よりギャラリー延期開催のお知らせです。
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kachua「spring&summer exhibition 2020 `cosmic harmony’」
@シサムコウボウ 京都・裏寺通り店 ギャラリースペース
2020/6/8(月)~6/21(日) 11:30~19:30(最終日は18:00まで)
作家在廊日:なし
`cosmic harmony’をテーマに制作した今年の新作も届きます!
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