こんにちは。
京都・裏寺通り店のムラタです。
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秋冬の、新作がたくさん入荷し、
店内はすっかり落ち着いた色味になってきました。
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各店舗では、日中、暑いときに着れる薄手の衣料、
朝晩冷えても平気!保温性のたかい羽織など揃っています♪
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今回は、シサム工房で初めて取り扱う、
シルクショールの作製を手掛ける
インドのNGO団体「MESH(メッシュ)」をご紹介いたします。
前回のこぼれ話ブログはコチラ
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どんなショールかというと、、
(スタッフ:ムラタ)
どんなお洋服でも合わせやすい、
落ち着いた色味。
程よい重み。
肌触り、しっとりなめらか。
そんな印象です。
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MESHは、インドのデリーに、NGOの本部があり、
ビハール州にある、「リトルフラワー」
というグループがシルクショールの製作を手掛けています。
どっさりと、右手側にあるのが、繭の束!
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みなさま、シルク(絹)はどのように作られているかご存知でしょうか?
わたしは、やんわりとしか知らなかったので
これを機会に調べてみました♪
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蚕(蛾になるまでの幼虫の名前)が、卵からかえり、口から糸をだし、繭を作ります。
繭にアルカリ物質を混ぜることで、わたしたちに身近なシルクになります。
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(出典先リンクはコチラ)
繭をほどくと、一本一本はとても細く、
伸ばすと約1.0km~1.5kmにもなるんだとか?!
ただ、それは、蚕が育つ前に
茹でた、無傷なきれいな状態のもの。
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ここで、生産されているのは、
横糸に使われているアヒンサーシルク(非暴力の絹)。
なにが非暴力かと言いますと、、
蚕がいるときに茹でない!ので、
生命を奪わずにシルクにしているのです。
どうやって、、?
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それは、簡単で、蚕が羽化した後の繭を使用するのです。
蚕が羽化するには、繭を破る必要があります。
繭が破れていると、、糸が短くなるので、製品にするのはとても難しい。
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そのため、手紡ぎ機を使って、繋げて、つなげて、糸を作ります。
大変な作業。それでも、めげない!
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やっとこさ、糸が出来たと思ったら、
今度は手織りでショールを作ります。
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(※縦糸には、強度を保つため、通常のシルクを使用しています。)
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商品のことでも、ストーリーがたくさんあるのですが、
生産者さんのこともご紹介したい!!!
もう少し、お付き合いください。
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MESHに所属するグループ「リトルフラワー」は、
ハンセン病患者を患った方や、完治した方の集まりです。
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ハンセン病というと、手足や知覚の麻痺の症状が現れる
感染病で、隔離されたり、
日本でも、国の方針で根絶を目指した、という歴史もありますね。
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ハンセン病にかかると、ひどい扱いを受け、
絶滅的になるそうですが、
リトルフラワーの生産者さんたちは、
ショール製作の仕事を通して、自分たちが作るものに、
自信と誇りを持っているそうです!
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情けや同情ではなく、本当に、質がよいもの。
自信を持っておすすめできます。
生き物にも、作り手さんにも、わたしたちにも、
優しいショールです。
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応援できてくれていた、事務所スタッフに巻いてもらいました!
(営業事務スタッフ:ナベワリ)
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ほどよい大判なので、朝晩冷えるこの時期
ふわっと肩から背中へかけるのもおすすめです。
敬老の日や男性へのギフトにも!
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ただいま、全店にて、ショールフェアも開催しております。
ぜひ、この機会にいらしてください♪
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京都・裏寺通り店 ムラタ