こんにちは。
京都本店トモヒロです。
フェアトレードに関するイベント盛りだくさんの5月ですが
今回は、
これからの季節大活躍の刺繍シリーズを通してインドのNGO団体
Kalatmak(カラティマク)ご紹介していきたいと思います!⇒(5月ブログでもちょこっと紹介☆)
Kalatmak(カラティマク)が活動するインド中北部のウッタルプラデシュ州ラクノーは、乾期には日中45度を超す猛暑の地方です。
多彩な民族と宗教、文化にも恵まれ、インドマンゴーの生産地でもあるそう!?
暑い土地で食べるマンゴー美味しそうですね。。。
一方、1億7千万という日本の人口をも超える州の人口の内
貧困ライン以下の生活者が約3割を占めます。
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Kalatmak(カラティマク)では
農村に住む生産者たちが、その土地の文化と自然の中で、
家族との生活を営みつつ、生産活動ができるよう架け橋となるNGOを目指して活動されています。
刺繍をするのは、農村の女性が中心です!
代々受け継がれてきた伝統的な刺繍技法を使って経済的自立を目指して活動しています。
刺繍のなかでも一番の見どころは
「白刺繍」
真っ白な生地にほどこされた
繊細な刺繍は本当にため息もの!
実は!この刺繍のデザインにちょっとした変化がおこっていたことにみなさま
お気づきでしょうか?
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以前は、こんな感じで様々な刺繍のモチーフ木版を
組み合わせて、デザインし、そこに刺繍をほどこしておりました。
が!
木版だとズレが生じてしまったり、できるデザインも限定されてしまいます。
もっと自由に刺繍のデザインができないか?
と商品部スタッフ、マツダの疑問から・・・
何と木版以外のデザインも採用できるように!!!
刺繍のステッチごとにある記号(〇や二重線など)を組み合わせてデザインをすることで
木版以外でも刺繍が表現できるようになりました。
(縫い子さんは、デザイン画のステッチ記号をみて刺繍します)
現在は、マツダデザインの刺繍と伝統的な木版柄・・・両方を組み合わせたデザインとなっております。
そして、今回は
実際に刺繍のお洋服ができるまでを駆け足!ご紹介したいと思います!
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最初はこんな感じのラフなデザインからスタート!
なんとなーくな刺繍の位置、ボリュームから具体化していくそうです!
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刺繍図案ができたら
実物大の図案をお洋服のパターン(型紙)にのせてKalatmak(カラティマク)へ送ります。
あとは、Kalatmak(カラティマク)から・・・
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村々にある刺繍を行う刺繍グループリーダー
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グループの女性たちと作業が進められていきます。
刺繍をする村の女性は文字を読めない方が多く、作業内容はほとんど口頭で伝えられていきます。
さらに、2016年から現地での検品作業もスタートいたしました!
現地で日本と同じ検品作業をおこなうことで、生産者の責任感や意欲も高まり
より良い商品の開発と生産につながっています。
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そして・・・店舗へ!最初のラフ案がこんなステキなお洋服へ!
商品部マツダ・お気に入りデザイン♪:マエシシュウブラウス
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軽くて涼しい!ノースリーブのワンピースにも◎
マツダデザイン!発見!
白刺繍は合わせるインナーの色で見え方が変化するのでコーデも楽しいですよ。
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伝統を守りつつ、新しい取組みにも挑戦しているKalatmak(カラティマク)では、刺繍の注文を出す村の生産者を対象に、
健康保険・生命保険・小学校の学費
をカバーする政府の支援を受けられるよう働きかけ、2011年には実現!(その登録の様子はこちら⇒☆)
村の人達だけではこういった制度を利用するのはとっても難しいことです。
そういった村々を支援をするKalatmak(カラティマク)、そのKalatmak(カラティマク)を支えるのが
シサムのフェアトレード商品・・・とつながっていると思うと、同じ洋服でも特別な一枚に感じられます。
最近、フェアトレードのお洋服をギフトに選ばれる方も増えております!
贈り手も、もらい手も嬉しいフェアトレードのギフト!
贈り物に迷ったら、これからの季節にぴったりの手刺繍のお洋服をぜひ♪
京都本店トモヒロ