みなさん、こんにちは!
神戸岡本店のマツオです。
毎年5月はフェアトレード月間!
フェアトレードをよりわかりやすく、楽しく知っていただけるように
世界中でいろんなイベントを開催しています。
今回は、シサムコウボウ創業当時から、なが~いお付き合いのNGO団体
「CCAP(シーシーエーピー)」についてお話します。
フェアトレードNGO団体「CCAP」の正式名称は
「Community Crafts Association of the Philippines 」
フィリピンの首都マニラで1973年に設立されました。
40年以上も続く、老舗のフェアトレード団体です。
(上段右から2番目をご注目!若かりし代表ミズノ!)
フィリピンの自然素材を使った手工芸品の生産を通して、貧困の改善をめざしています。
このNGO団体の大きな特徴は「パートナーシップ制度」
各地域の生産者をグループ化し、それぞれのグループの状況に合わせて
3~5年のパートナーシップを結びます。
その間、CCAPが民主的な運営の指導、資金融資や提言活動を行い
直接国内外から注文を受けて、自立できる力をつけると、CCAPを卒業するのです。
CCAPを通して得た収入は、村に薬局を立てたり、中古のトラックを購入する資金に充てられるそうです。
こちらはシサムコウボウのアバカランプを作ってくれている、レガシピ地方の様子です。
首都マニラからバスで10時間ほどです。
ところで、「アバカ」という植物を知っていますか?
「アバカ」とは芭蕉科の植物でバナナの木によく似ています。
日本では「糸芭蕉」といい、沖縄県の代表的な織物「芭蕉布」の原料になります。
アバカの葉っぱの繊維を染色し、糸にして、
手で一つ一つ巻いていくのです。
昨日、神戸岡本店にてフェアトレードワークショップ「アバカランプをつくろう!」を開催しました!/
なんどもほどきながら、
色の組み合わせをわくわく想像しながら、
あきらめない心で、
世界に一つのランプを作ってくださいました。
実際に作ってみると、
「どうやってこんなにきれいに巻いてるんやろう?」
「一個巻くのにどれくらいの時間がかかるの?」
「けっこう内側は適当で仕上げは規則的!」 など
モノの背景に想像が膨らんで、大盛り上がり。
このままフィリピンの生産地に飛んでいきたくなりましたね。
4回糸の色を変える方や、2色の糸を二本どりで巻いてみる方、
超高速で巻く方、じっくりじっくり本物を観察しながら巻く方など
独自の巻き方を研究される姿に、圧倒された2時間でした。
じゃ~ん!! /
かわいい、ミニアバカボールの完成です。
ボンド液を2~3日乾かしてお渡しします。
灯りをともすのが待ち遠しいですね。
ご参加いただいたみなさま、お疲れ様でした!
毎年5月はフェアトレード月間!
フィリピンの天然素材のぬくもりを、
この機会にぜひ、お近くのシサムコウボウでお手にふれて感じてくださいね。
(なんばCITY店では照明の販売は行っておりません。ご了承ください。)
みなさまのご来店をスタッフ一同心よりお待ちしています。
神戸岡本店 マツオ
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『フェアトレード』の舞台裏を楽しむ特別な日!
【 SISAM COLLECTION vol.5 】
日時:2017年5月19日(金)、20日(土)、21(日)
詳しいチラシはコチラ →■ (PDF)
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