こんにちは。シサムコウボウのイケザワです。 行ってっ来ました! フィリピン!
目的はもちろん!SISAM COFFEEの生産地の訪問です!
久しぶりの海外!一人珍道中をしてしまうのがとても怖かったのですが、何とか無事かえってきました。
これから数回かにわたって、出張の報告、産地の農園や農家さんの紹介、コーヒー栽培の様子などを紹介させていただきますね。
まずは、今回はSISAM COFFEEの産地について紹介します。
フィリピンでは、ルソン島・はコーディリエラ地方(正式にはコーディリエラ山岳自治区)の広域にてコーヒーが栽培されています。その中でもSISAM COFFEEはベンゲット州に点在する村に住む小農家さんからコーヒー豆を買取りしています。
ただ、シサムコウボウが直接農家さんから、豆の買取をしているのか?というとそこは少しちがって、現地に拠点を置くNGO団体に間に入ってもらい、買付けから日本への輸出までの手配をしてもらっています。
そのNGO団体は、ベンゲット州の最大の都市 – バギオ に拠点をかまえている
コーディリエラ・グリーン・ネットワーク(以下、CGN)。こちらのNGO団体によって現地の小農家さんから、公正な価格で豆が買い取られています。
また、CGNは買付けだけではなく、必要備品のサポートや栽培の技術指導を行い、現地の小農家さんのニーズに応えるなど、コミュニティーをサポートしています。
また、CGNはコーディリエラ地方各地でコーヒーの木の植林を進め、農家さんの栽培指導を行いながらおいしいコーヒーの収穫を推進する一方、他にも環境保全、そして現地に暮らす先住民族の暮らしを守る事を目的とした幅広い活動をされています。
今回は、このCGNのスタッフさんの案内で、SISAM COFFEEは、この13の町(赤★印)。 今回の出張はこの中の3の集落(黒★印)に訪問してきました。
ほとんどの地域では、もともと森林から収入を得る手段を持ち合わせない農民たちが、森を焼畑に替えてしまい、木をなくし畑に変えてししまった過去があり、焼畑をした土地は主にサヨテとよばれるハヤトウリやキャベツの畑にかえられています。その結果、山に水を蓄える力なくなり、水の涸渇につながり、生きるために作った畑に水が届かないという悪循環にもみまわれます。また、木をなくす事で地盤が緩くなり、頻繁に地すべりがおき、年に数度やってくる台風のときには甚大被害を受けることもあります。
CGNは森林保全を目指すことをミッションとしていて、そのために現地の農家さんたちにアグロフォレストリー(森林農法)を促進、指導の活動をしています。 コーヒーの植林も森を守るための事業の一環です。ただ森にするだけでは住む人たちの収入にはなりません。そこに収入があるからこそ、人が生きていける。 森林(環境の保護) + 農業(いろいろな収入源) = アグロフォレストリー
森と水といろいろな換金作物、その中にコーヒーが含まれています。
そして今回の出張では、森を残していく為にコーヒーの役割はとっても大きいという事が改めてわかりました。
みんなが幸せになるコーヒー SISAM COFFEE のルーツをたどる旅。
次回からは、今回訪問した農村の様子と農家さんの紹介です。
シサムコウボウ イケザワ