みなさま、こんにちは!
SISAM COFFEE 新聞編集長のサタケです!


私が毎日通っている駅までの道には
いつもせっせと花や観葉植物を丁寧に育てているおじいちゃんや
道路沿いに設置した花壇には、いつもその季節に沿った花を植えている自動車学校があります♪
最近までは、あっという間に私の背を追い越して パッ!と咲いたひまわりたちが並んでいました♪
太陽のほう向いてる~~~~

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蒸し暑~~い季節、駅についたら汗だくですが、
何気ない道の中に小さな楽しみを見つけて、1人にやにやしながら通勤しています。




さて!ついつい前置きが長くなりましたが・・・

今回の新聞は、コーヒーについてお勉強しましょうの回ですφ(..)メモメモ


シサムのFacebookでは、お伝えしていましたが、
先月、SISAM COFFEEの生産者パートナーである、
コーディリエラ・グリーン・ネットワーク(CGN)の代表・反町さんと
現地のコーヒー栽培の指導にあたってくださっている山本ヒロさんがシサムオフィスに来てくださいました!


京都に来てくださったということで、
いつもSISAM COFFEEを焙煎してくださっている、中山珈琲さんも訪問しました。
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コーヒーをこよなく愛するお二人、熱い会話が写真からも聞こえてきそうです!
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そして、そのあとは、シサムオフィスにて、山本ヒロさんのお話会が開催されました。
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今回の新聞は、そのときの内容を質問形式でお届けしたいと思います!

内容たっぷりですので、おいしいアイスコーヒーを用意してじっくり読んでみてくださいね◎


まず山本ヒロさんのご紹介から。


山本ヒロさんは、コーヒー好きが高じて
コーヒーの生豆に興味を持つようになり、豆問屋さんで経験を積んでいく中で栽培のほうに興味がわき、
フィリピンの大学でアグロフォレストリーを勉強しながら、コーヒーの研究にも携わっています。
その中で、CGNの反町さんとお知り合いになり、現地の生産者さんに
コーヒーの品質向上などを目的をしたワークショップを行っている方なんです!


山本ヒロさんは関西出身ということもあってか(!?)、とても面白い方で、
今回のお話会用に、ご自身が用意してくださっていた資料の中で
「アグロフォレストリー」のことを、「アフロフォレストリー」と書き間違えてしまっていたことも
「アフロフォレストリーってどんなんやねん」と自分でツッコみを入れたり(笑) と、
時折笑いも交えながら、楽しくお話をしてくださり、とても和やかなお話会となりました!



では、みなさまメモのご用意を◎



■フィリピンコーヒーって?


・ブラジルコーヒーと比べて、生産量が少なく希少なため、需要増加に伴い、 価格も高騰してきているのだそう。

・アラビカ、ロブスタ、エクセルサなどたくさんの種類があり、その中で、SISAM COFFEEはコーディリエラ地方で生産されるアラビカ種。


■フィリピンアラビカ種って?


・アラビカ種は、標高1,000~1,800メートルで育ち、1,500メートルくらいで栽培されたものが一番おいしいと言われているそうです!
(SISAM COFFEEは主に標高1.500メートルで栽培された豆たちなんですよ!)

・ 山岳地帯の少数民族が生産しており、一粒一粒手摘みで収穫し、加工しているため、フィリピンコーヒー全体の生産量の20%と少なく希少。

・環境に配慮した「アグロフォレストリー」という森林農法で作られています!
⇒アグロフォレストリーについては コチラ

・味は、すっきりとしてクセがあまりなく飲みやすいので、コーヒーが苦手な人も飲みやすい◎

山本さん曰く、中山珈琲さんの焙煎は、深煎り・中煎りともに苦いだけでなく、
甘みも引き出すことができていることがとても素晴らしいんです!!と力説してくださっていました!


■コーヒーは収穫してどのくらいで出来上がるの?


・収穫から約1ヶ月ほどかかるのだそう。 コーヒー豆ができるまでについては コチラ

・手摘みで収穫をし、果肉を取り除き、水に漬け、そして乾燥させる。乾燥にも最低2週間はかかり、
山岳地帯の気候上、なかなか2週間では終わらないため、だいたい1ヶ月はかかるのだそう。

その後、乾燥させた豆を一粒一粒、選別していく。とても時間のかかる作業です・・・!

乾燥の度合いについて、ヒロさんが生産者さんに伝えている目安は「噛めるかどうか」なのだそう。
噛めないほど固くなっていればOK、噛めたり、歯形が残ってしまうならもう少し乾燥させたほうがいい、と伝えているそうです。

また、CGNでは豆の水分値を計ることのできる水分測定器を持って農家ごとの豆の乾燥具合をチェックしていくこともあり、
実際に生産者さんの前で測定し、豆の状態や乾燥方法についてフィードバックを行っているとのこと。

この乾燥の過程は、雨が降ってしまうと品質が落ちたり、日光が片面だけに当たりすぎて豆の表面温度が上がりすぎると旨味が減ってしまうため、
定期的に混ぜなくてはならなかったりと、とても手間暇のかかる作業ですが、

この乾燥の過程が品質にとても大きく関わってくるため、目で見て学び、理解してもらうことがとても大事なため、

時間をかけて農家さんを回り、ノウハウを伝えているそうです!



※ここでちょっと豆知識※
コーヒーの実を収穫したあと、除去した果肉は、発酵させて堆肥として、コーヒーや野菜の栽培に使っているのだそう!
無駄がなくって素晴らしいですね!

ちなみに、エチオピアではこの果肉を使った「カスカラティー」と呼ばれる飲み物があるそうで、
コーヒーの実を使って作られたものですが、お茶に近い飲み物で希少なものとされているようです!
んん~コーヒーからお茶??興味深いです!



■アグロフォレストリーって何を一緒に育てているの?


・コーディリエラ地方では、フィリピンで大人気のサヨーテ(ハヤトウリというウリ科の植物だそう)を育てることが多い。

以前は、このサヨーテを育てるために、森を伐採してしまい、干ばつや土砂崩れの原因となってしまう栽培方法をしてしまっていたが、
山本さんやCGNの反町さんが、コーヒーと一緒にサヨーテを栽培することで、環境を守り、自然災害を防ぐこともできるのだということを伝え、
今ではその方法を実施する農家が増えているとのこと。

また、最近では、シイタケ(現地ではシイタケマッシュルームと呼ばれているそう)をコーヒーと一緒に栽培してみようと計画中で、
うまくいけば、今年の秋に収穫できるかも?!とのこと!楽しみですね♪

ちなみに、なぜシイタケなのかと言うと、
シイタケは現地での需要も高く、高級品として扱われているため、貴重な換金作物になるのだそう。
また、日本のように冬がないので、シイタケは手入れが簡単で、太陽の光をそこまで必要としないため、
森を切り開かずに育てることができるのもメリットのひとつなのだそう! ふむふむ。




へ~~なるほど!!と、本当に勉強になることだらけの山本さんのお話。

現地でのコーヒーの飲み方や農薬に頼らない栽培方法などなど、、、
まだまだ書ききれていないことも・・・ここではさらに長くなってしまうので、
気になる方がいらっしゃいましたら、サタケまでお声かけください♪ ぜひコーヒー談話しましょう(^o^)v



最後に、山本さんにフィリピンコーヒーを日本人にはどう飲んでほしいですか?という質問に、

「飲み方は人それぞれ、好きなように楽しく飲んでもらうのが一番いい。
その中で、フィリピンコーヒーの存在を知ってもらい、おいしいねと感じてもらいたい。
そしてその生産者さんのことやコーヒーの実のなり方などの生産背景を知ってもらいたい。
フィリピンコーヒーがこれから生産者側・消費者側の両方に広まっていくよう、一人一人に啓蒙していきたい。」


と熱く答えてくださいました!


山本さんや反町さんが、日々、何時間も(時には10時間以上)かけて生産者を訪ね、
コーヒー栽培のノウハウを伝えるために、ワークショップを行い、
そして一つ一つ手摘みされ、たくさんの手作業による工程を経て出来上がった一杯のコーヒー。


その奥にある、ストーリーをしっかりと伝え、そしてより多くの人に
フィリピンコーヒーつまりはSISAM COFFEEを広めていくことが
山本さんや反町さんの取り組み、フィリピンの生産者、私たち売り手と、消費者であるみなさん、社会、環境、

SISAM COFFEEが伝えたい「五方よし」「みんなが幸せになるコーヒー」につながっていくのだと、

改めて考えさせられたお話会でした!



SISAM COFFEEがより広まっていくよう、、、、、



\ がんばるぞーーーーーー!!!!!!! /

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そして!

そんなSISAM COFFEEがお店で実際に飲めちゃうイベントが開催されます!


来月、8月8日(土)・9日(日)・10日(月)の3日間開催される 『 SISAM COLLECTION 』!!


通称:シサコレ♪

シサコレ開催中は、おいしいSISAM COFFEEを実際に飲んでいただけるSISAM CAFEがオープン!

これは・・・・・・・・見逃せませんよ!!

シサコレについては、こちらの特設ページをご覧ください♪ ⇒ コチラ

あ、ちなみに、私、サタケは8日(土)に参加しますので、みなさまにお会いできるのを楽しみにしています♪^^

それでは、次号もお楽しみに~~~~!



SISAM COFFEE  編集長 サタケ

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