シサムのスタッフの想い@フェアトレード のブログを数珠つなぎ!

フェアトレードって 一言では言い切れない、それぞれの想いを数珠のように繋いでいく企画です。
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24番目にバトンを受け取りました多根です。先の石岡さんと同じく、通称「銀月」と呼ばれる事務所で卸販売業務に携わっています。
シサムで働いて5年目、この仕事とsisamと共に働く仲間が本当に好きです。
仕事、家事、子育て。働く親たちはきっと皆このバランスを、同じような悩みや思いを持ち、毎日ガンバッテおられること思いますが、
私も自分で言うのもなんですが、フル回転で日々生きているって感じです。
その原動力は、やっぱりわが子の笑顔、そして世界の子供達の笑顔。

バブル全盛期に青春時代(?)を過ごした私にとってはフェアトレードを知ったのもほんの10年余り前。
当時はユニセフの活動に興味をおぼえ、世界中の恵まれない子供たちのために「なにか出来ることはないか」と
ただぼんやり考えているくらいでした。
そんな私が、適齢期を十二分に過ぎたころに結婚し、ふたりの子供を生み、縁あってsisamに働かせてもらい今に至る。
理論的な難しいことはまだまだ勉強不足でわかりませんが、私の中で「フェアトレード」と「子供」は深い関係を感じています。
日本では経済的には恵まれていても、精神的に恵まれない子供たちがたくさんいる今の世の中。
が、同じ大切な命としてこの世に生まれた発展途上国の小さな子供たちは、それとは比較にならないくらいもっともっと過酷な生活を虐げられている現実。この理不尽な格差を何とかできないものか。

インドやネパールのsisamのパートナーのNGOでは、その活動の中で親が安定した収入を得ることが出来る為のさまざまな自立支援や学校へ行けない子供達の支援に精力的に取り込んでいます。現地から届いた子供達の笑顔は豊かで本当にすんだ目をしているのですよね。それを見るたびに仕事への意欲が沸き、わが子への思いも深まり、キモチが熱くなります。
sisamにかかわりのある人の間では、当たり前のフェアトレード。だけど子供の学校や保育園などではほとんどの人が知らないというこの世の中。自分に出来ることは何か?これからも自分に問い続け、出来ることは手を抜かずやる!もっともっと多くの子供達の笑顔があふれる平和な世の中になるように。

卸 多根 薫