シサム工房のフェアトレード月間。

今月はシサムのスタッフの想い@フェアトレード のブログを数珠つなぎ!

フェアトレードって 一言では言い切れない、それぞれの想いを数珠のように繋いでいく企画です。

∞    ∞    ∞    ∞    ∞    ∞    ∞    ∞    ∞    ∞    ∞

細谷さんからバトンを受け取りました、23番手石岡です。
シサム工房にはお店のほかに事務所があり、私はそこで卸のスタッフとして働いています。
いろいろな国の生産者から届いたモノを全国のお店(お客様)に紹介し、販売する仕事です。
モノは生産者の手から出発し、私たちの手を経て、想いと一緒に各地に運ばれます。そして降り立った場所で、その魅力を2倍3倍に輝かせることができるように、生産者のことやモノができるまでのストーリーを伝えるのも私の仕事です。

この仕事はモノを通じて、全国各地でフェアトレードに携わっている人々と出会うことができます。その人たちと触れ合うことで様々な考えに気づかされます。フェアトレードという一言の中に多様性があるのです。

学生の時にフェアトレードを知って10数年。正直なところ、学べば学ぶほどよくわからなくなるときもあります。
でも、だからこそ、関心を寄せるフェアトレード。
私が関わり続けたいと思うのは、そこに集まる人に興味があるからというのも理由の一つかもしれません。人からもらった刺激が、思い込みの鎖をふっとゆるめることがあるのです。

今私が興味を持っていること、
それはお店という枠を超えてフェアトレードと様々なものを結びつけること。
たとえば私が好きなこと、山、海、書などがあります。
ならばトレッキング×フェアトレード、ダイビング×フェアトレード、書×フェアトレード(笑)
好きなものとつなげて新しいかたちを作る。
そして今までの概念を飛び越えてフェアトレードが広がったらいいなぁと思います。

シサムのモノには存在感があります。
「私はここにいる。」というメッセージを強く感じます。
モノを通して人々が生きる意志をアピールしているのだと私は思います。
私は今日もその存在感を受け止め、新しい場所へ送ります。
生産者が仕事を通じて社会の一員となっているのと同じように、
私も小さな仕事の積み重ねを通じて社会で生きるという意味を感じようとしています。