シサムコウボウのフェアトレード月間。
今月はシサムのスタッフの想い@フェアトレードのブログを数珠つなぎ!
フェアトレードって一言では言い切れない、それぞれの思いを数珠のように繋いでいく企画です。
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こんにちは!
ブログリレーもとうとう16番目まで来ました~!新米スタッフ、六角通り店ナカソネです。
シサムという新しい環境に飛び込んで、毎日てんやわんやだった私もようやく慣れてきて、日々新鮮な出会いを楽しみにお店にたっております。
ここで働くようになって初めて気づくこともたくさんありました。
相次ぐ不況、巨大なドラッグストアチェーン店や100円ショップが流行る時代。人々は1円でも安いものを求めて買い物に走ります。
買い物は、ただお金とモノとの交換だけではないはず。
期待と満足。袋をぶら下げて帰る楽しみ。売る人買う人との縁・・・。思えば豊かな行為です。
ところがそれらは、果たして作った人の生活が立ち行くのか、と心配になるほどの安価なものばかり。
買う方とて、その安さの先に希望は見つけにくいだろうと思います。
ある日、商品をあらためて手に取り、じっくり観察しているとき
「もしも私がこの商品を、安い安い値段で買ったなら」「もしもお金を払わなかったら」
そのことをふと想像し、はっとしました。
私が初めて、生産者に思いを馳せることのできた瞬間でした。
フェアトレード、というのは決して途上国の人たちのためだけにある言葉ではないと思うのです。
たとえば、目の前の”モノ”は、どんな人がどんな想いでつくったのか、そしてそれが一体どれだけのひとたちの手に渡って、最終的にここまで辿り着いたのか・・・
私の場合、それらをすんなり答えられたことは、今までほとんどありませんでした。
と、いうよりじっくり考えたことがなかったのかもしれません。
生産者の姿が見えにくい時代だからこそ、そこにフェアトレードが存在する意味があるのだと思います。
私がこうして感じた気づきが、シサムを訪れるたくさんの方のもとにも降ってきますように。
ほんの小さな、けれどもその人の生きる世界をがらっと変えてしまうような、そんな素敵なきっかけに
私自身がなれますように。
今月は皆さんご存知の通り、フェアトレード月間ですね!
道行く人の目に留まるように、私は大きく”フェアトレード”の文字を黒板に書いてみました。
通りすがりに「フェアートレードー!」と叫びながら自転車で走ってゆく少年、
「フェアトレード?」の一言から始まる奥様たちの会話・・・
いろんな声を聞くたびに一人にやりとしている今日この頃です。