「パニ ツァイナ!」
はじめて聞く言葉。
ネパールの挨拶のひとつかしら? と思った私。
でもその意味を聞いて
「そうなの?知らなかった!」
「パニ ツァイナ!」 は日本語に訳すと
「水 ありません!」
ネパールで水はなかなか手に入らない、とても貴重なもの。
いつでも必要な量の水を使うことのできる、日本とはまったく違う環境です。
みなさん、こんにちは!
三宮SOL店のマニワです。
イベントもりもり盛りだくさんだった、シサムの3ヶ月も
とうとう残り4日となりました。
今日は先週の土曜日に三宮SOL店で行われた
『フェアトレード報告会 ~もののうしろにあるストーリー2014 ~』
の様子をお伝えします。
報告会当日はたくさんの方にお越しいただき、
楽しく、ギュッと内容の詰まった報告会となりました。
お忙しい中、ご参加くださった皆さま、本当にありがとうございました!
報告会を聴いて、フェアトレード熱がぐんっと上がったため
少々長い文章となっておりますが、
ぜひ、最後までお付き合いいただけたら!と思います。
ブログの冒頭は、シサムコウボウ商品部の責任者である
ヒトミが報告会で紹介したネパールの言葉。
【ネパールの現状をお伝えするヒトミ】
政権争いで落ち着かない政府。
人々の暮らしは決して良い方向に進んでいるのではないそう。
貧困世帯は25.16%を占め、出稼ぎ世帯は55.8%にも及ぶそうです。
家族がばらばらで、
電気ありません、
水ありません。
夢や希望を持って生きていくことの方が難しい状況です。
そんな中でも昔ながらの伝統工芸を守りつつ、
新しいことを学び、取り入れて、素晴らしい手仕事品を
作りだしてくれている「ティミ・セラミックス」のラクシュミさん一家を
今回の報告会で紹介させていただきました。
【ラクシュミさん一家(中央がラクシュミさん)】
「ティミ・セラミックス」は私たちシサムコウボウの
フェアトレードパートナーであるNGO団体【サナ・ハスタカラ】
を通して出会う事のできた生産者の方たちです。
【サナ・ハスタカラ ファミリーの紹介】
ラクシュミさんはお父さんも、そのまたもお父さんも陶芸家として
生きてこられた陶芸ファミリーのリーダー。
「私は生まれたときから陶芸家です。」というラクシュミさんの言葉には
陶芸への情熱と誇りを強く感じました。
村の方たちの憩いの場を提供したり、
ヘルスチェックを工房の敷地内で行っているラクシュミさん。
生産者の方を身近に感じられた時、
その商品がもっともっと素敵に思えます。
【スタイリッシュなストーンウェアの食器たち】
そして、お話のあとは…
「生産者とはどうやって出会うの?」
「どうやって商品の価格を決めているの?」
皆さまから、たくさんの質問をいただきました!
次々と出てくる質問にマニワは大興奮!!
最後には
「現場を見ることができたような気がしておもしろかった。」
「生産者とは対等な関係のパートナーでありたい、という言葉が印象的でした。」
「フェアトレードの可能性を色々な人に伝えたい!」
という、とても嬉しい感想もいただきました。
報告会ではじめて知ったことや感じたことを
たくさんの方と共有できたことが、本当に幸せでした。
ありがとうございました!!!
シサムコウボウが3ヶ月の間、発信してきたフェアトレードの情報を目にして
お近くのフェアトレードのお店に思わず出掛けてくださった方や
ちょっと遠出して、行ったことのないフェアトレードのお店を訪ねてくださった方が
いらっしゃったら、こんなに嬉しいことはありません。
これからも、フェアトレードをより身近に感じていただけるような、
気軽に普段の生活にフェアトレードを取り入れてみたい!と思っていただけるような、
そんなイベント企画やお店づくりをしてまいります!
三宮SOL店 マニワ