フェアトレード商品生産者の国を旅しよう。

 

さて今回の国は・・・・

Namaste~ ネパールです!

商品部のヨシダの案内で、ネパールを旅してみましょう♪


<ネパール連邦民主共和国 基本情報>

面積:日本の約2/5 約14.7万㎢  人口:約2650万人
宗教:ヒンドゥー教徒 約80%、仏教徒 約10%、他イスラム教、キリスト教など
言語:公用語はネパール語。また、多様な民族言語があります。
経済:2011年のGDPは約185億ドル。一人当たりのGDPは642ドルで非常に低い水準。1日2ドル未満で暮らす貧困層は2200万人と推定され、国民の70%を超える。

● 今回巡るところ


未だ人々の生活が困難なカトマンズ近郊

 

世界最高峰のエベレスト山を含むヒマラヤ山脈を抱く、自然の豊かなネパール。
観光客が思わず長居したくなる人気の国で、素朴で穏やかな人柄の人が多いといいます。

しかし、長きに渡る政治の混迷から、国民が安心して暮らせる仕組みづくりができておらず、
人々の生活の厳しさが目に見えて分かります。

今回、「計画停電はどう?」と聞くと、現地の人から
「うん、たったの10時間だけだよ」という答えが返ってきました。

ヒマラヤ山脈を利用した水力発電によってほぼ全てがまかなわれる、ネパールの発電。
その量は慢性的に不足しており、乾季など、時期によっては1日のうち約16時間や18時間の計画停電が行われます。

水の供給はもっと最悪。
カトマンズ周辺で水道の蛇口から水が出るのは、11日間で1時間程!
市民は水を貯めたり、回ってくる給水車から水を買ったりしなければいけません。

 
写真左:水を買いに集まる人たち / 写真右:少ない水で毎日の洗濯

ガソリンが不足して給油待ちの車が長蛇の列をなし10時間待ちになったり、
生活物資もどんどん値上がりしているといいます。

社会経済が脆弱な中、小規模生産者たちの生活は不安定な状況にあります。
また、女性たちも、経済的にも地位的にも弱く、現金収入がなければ、生活の自由もなく、
家族の健康を守ることもできません。

そこで、今まで何度も通信でご紹介している「サナ・ハスタカラ」のような活動が重要となってくるのです。
サナ・ハスタカラの活動詳細については → こちら

― サナ・ハスタカラの活動風景

サナ・ハスタカラの団体の事務所は、
カトマンズの空港から約30分くらい車でいったところのラリトプルという市にあります。

「Small Craft with Big Heart(小さな手工芸を大きな心で)」というスローガンのもと、
各地域の女性たちや、小規模生産者がつくった手工芸品を、マーケットに広めています。
また、現金収入を得る支援を、編み物の技術など実用的なトレーニングを通じて、提供しています。

 

Sana Hastakala生産者を訪ねて

レトロな家々が並ぶ古都から、のどかな手織り工房の多い村へ

商品をつくる生産者グループの居場所はそれぞれ。

生産者さんの多い都市の一つBhaktapur(バクタプール)があります。
ここは美しい古都としても知られ、レトロな昔ながらの煉瓦づくりの家が立ち並んでいます。

 

― 自宅で編み物を行う女性グループ

基本的にみんな家で編み物をし、定期的にグループリーダーに見せに行きます。
集会も、グループリーダーの自宅か、近くの建物の一室を借りて行います。
家事や子育てをしながらニットを編めるので、女性が無理なく働けます。

そんな中、最初は軽い気持ちで働き始める人もいましたが、継続的に日本などの海外から様々な注文を受けるうち、
今は女性たちの品質管理に関するプロ意識が高まっているといいます。

ヨシダがどこに行っても女性たちに言われたこと、それは、
「支援じゃなくて仕事がほしい」、「(私たちの商品を)購入してくれて嬉しい」ということ。

この女性たちは、今まで夫に頼る他なかった苦しい生活を抜けて、仕事をして家族を支えることで自信を持ち、
活力を得ています。また、一方で生き生きと働くことに対して夫の理解を得て、協力をしてもらえるようになった
女性もいるといいます。

 

― 美しい手織りと草木染めの技術を守り続ける工房

一方、草木染めと手織りにこだわった美しいショールをつくる生産者さんが、
カトマンズ盆地のちょうど端に当たるところにいます。ここに手織り工房が多く集まっています。
サナ・ハスタカラの事務所から約40分程離れた長閑なところです。

「Prakritik(プラクリティック)」と名付けられた工房の代表を務めているが、キランさん。
とても穏やかで優しい人です。
ここでは電力の必要な工業的な機械に頼らず、昔ながらの機織り機で生地が丁寧に織られていきます。

 

縦糸、横糸の準備風景。何とも素敵な木製の機械と、職人さんの手仕事に惚れ惚れします!

 

 

 

こんな素敵な生産者さんたちが作った秋冬の新製品もそろそろ入荷してきます!
どうぞお楽しみに。



● <番外編> ネパール美味しいもの♪

 

写真左:屋台フードとしても人気の「モモ」(ネパール風餃子)。北に隣接する中国チベット自治区の料理です。

写真右:たくさんある民族の一つ「ネワール族」の伝統料理。
チウラという乾燥して潰した米、バッファローの肉、野菜のおかず。お皿はなんと、葉っぱを繋ぎあわせたもの!

● <番外編> 街角おしゃれスナップ

 
 
 

写真では伝わりきらないですが、色の組み合わせだけでなく、素材ミックスやテイストミックスも
面白いネパールの人たちのファッション!右から2番目の女性の髪の分けめが赤いのは、
ヒンドゥー教のならわしで既婚女性の印です。



シサム工房のFAIR TRADE商品 in Nepal

 

今回紹介しきれなかったフェアトレードNGO「マハグチ」の商品とともに、
ネパールからのフェアトレ―ド商品をご紹介します!

☆ SANA HASTAKALA(サナ・ハスタカラ)


ニットやアクセサリー、レザーものまで、秋冬商品も目白押しです!
生産者詳細は → こちら 商品カタログは → こちら

Pick up商品

 

写真左: 13SSN2101 cotton アラン模様 4Wayショール ¥12,000(税抜)
*こちらのショールは、今回紹介した「Prakritik」の手織り工房で生産されたものです!

写真右: 13SSN2102 ヘンプコットンボーダーショール ¥4,700(税抜)
☆ Mahaguthi(マハグチ)

素朴でナチュラルな生地を使った洋服
生産者詳細は → こちら 商品カタログは → こちら

Pick up商品

 

写真左: 13SMH0201 センタータックワンピース STPK ¥7,900(税抜)
写真右: 13SMH1501 ワイドスルワール STNT ¥8,000(税抜)

☆ サナ・ハスタカラ&マハグチ新商品!

 

写真下: 秋冬ファッション新商品 → こちら
写真下: 新アクセサリー・ブランド「subakamana(スバカマナ)」(生産者:マハグチ) → こちら




 

店頭で商品の背景やフェアトレードの発信に店頭で使える販促POP



・シサム工房 パートナー生産者 世界地図 → こちら

・シサム工房 メッセージコンセプト → こちら

・シサム工房ロゴ FAIR TRADE + design → こちら

・フェアトレードの仕組みについて → こちら

・フェアト-ドの仕組み(横) → 
こちら

・シサム工房フェアトレード マーク → こちら

 

 

次の行先は・・・ タイです!

 

 

 

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