こんにちは

神戸岡本店 サガワです。


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5月は 世界フェアトレード月間ですね。

今回のブログリレーは

「フェアトレード団体の役割」にフォーカスします。


フェアトレード団体は、貧しい人々や搾取されている人々の

経済的自立を応援すると共に、様々な活動を行うことで、

貧困層のコミュニティに大きなインパクトをもたらしています。

そんなフェアトレード団体の、生産現場の外の顔を紹介します。



【フェアトレード団体】について

詳しくは 前回ブログをご覧ください→


***関連ブログ***

フェアトレードブログリレー

フェアトレードブログリレー ②

フェアトレードブログリレー ③

フェアトレードブログリレー ④

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Cordiriella Green Network


今回は2001年に設立され、
フィリピンのルソン島現地で活動する環境NGO 「コーディリエラ・グリーン・ネットワーク(以下CGN)」について紹介します。
【コーディリエラ】とは、フィリピン・ルソン島北部の山岳地方のことです。



コーディリエラ山岳地方は、2000m級の山が連なり、険しい地形に阻まれて、道路や電気などの設備が遅れ、

フィリピン国内において開発の遅れた地域のひとつと言われています。
しかし、近年コーディリエラ地方にもグローバル経済の波が押し寄せ、
先住民族と共生する暮らしも大きく変わりつつあります。
CGNは、自然環境を守り、山で自然と共に生きる人々の暮らしを支え、向上を目的に現地で様々な活動を行っています。
シサム工房では、CGNから「SISAM COFFEEの生豆」の他、「カラバオホウキ」・「ラタンスツール」を取り扱っています。


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・環境NGO「CGN」 活動 詳しくは → こちら


◎ コーディリエラ・グリーン・ネットワークの活動のご紹介

*植林/ アグロフォレストリー(森林農法)プロジェクト
* 環境教育活動
* 持続可能な農業指導
* 自然エネルギー技術のモデル事業
*グリーン奨学金プログラム
*国際交流プログラム/スタディーツアー/ゲストハウス運営
*フェアトレード事業

シサム工房が直接関わっているものは、フェアトレード商品の流通と販売です。
しかし、それらの商品の背景には、CGNの現地に根付いた、様々な活動があるからこそつくられたもので、
CGNの代表 反町さんをはじめ、現地生産者、ボランティアスタッフ、日本でCGNを支援している多くの人の想いと行動が、商品となり日本にやってきます。
たくさんある活動の中から、今回は、「環境教育活動」を中心にご紹介します。


■ 環境教育活動

『 植えるのは1回 育てるのは一生 』

– CGNが学校などでの子どもたちに対する環境教育にこだわるのは、大人が植えた木を子どもたちが育て、またその子どもたちに伝えていくという、地域や世代をこえた大きな枠組みで環境保全を考えてもらいたいからです。-

これは、CGNのブログ記事の中に掲載されている一説で、強く印象に残っている言葉。
「環境の保全を考え、植林した木々も植えたから終わり。」とはいきません。木々を育て、豊かな自然環境を残していくには、その地域に住む人たちが手入れをして管理し、長い年月をかけて共生していく必要性を理解することが大切です。

そのため、環境教育活動は、世代を超えたビジョンを見据え、未来をつくる子供たちへの教育活動は、環境保全の仕組みをつくる上で、欠かしてはいけない取組みのひとつではないでしょうか。

「教育」といっても、CGNが行う教育活動は、難しい硬いイメージのものではなくユニークな活動が多いのが特徴です。
行われるワークショップは、アート性があり、先住民族伝統的な儀礼や芸能などを取り入れた演劇、野外自然教室など、
子供たちも楽しみながら自然を体感でき、参加する村の人も、楽しみながら知り考え実践できる取組みです。


・ワークショップで自分のルーツと環境について学ぶ

例えば、同じコーディリエラ地方に住む、さまざまな民族の参加者が持ち寄った民話に、身近な環境問題を取り入れた演劇をつくり開催するなど、自分たちや隣人の先人たちにより受け継がれてきた伝統を知ることができる上、環境問題を考えながら、大人も子供も一緒になって楽しく学ぶことが機会を創出しています。

その他、「子どものためのアートを活用した環境教育モデル事業」で、自然を素材としたり、環境問題をテーマとした作品を作っている様々な分野のアーティスト達が、村にある、森の中や畑の中などを舞台にして、小学校やハイスクール(中学校)の生徒たちを対象に、練りに練ったモジュール(カリキュラム)でアートを使ったワークショップなど、型にはまらない趣向をこらしたイベントが開催されています!


・環境教育のための教材を発刊!
村や小さなコミュニティで紹介してきた技術を小冊子にまとめたり、先住民族が口承によって伝えてきた、自然との共生の知恵や森や水などの自然に対する畏敬の念をテーマとした、物語を絵本にするなど、失われつつあるものを、再認識してもらえるよう出版業もしています。


・その他にも・・・

住民族の貧しい家庭の子どもたちが地域の公立大学で学ぶための学費援助のプログラム「グリーン奨学金プログラム」や、先住民族の豊かな文化と環境を共存する知恵を海外に紹介したり、日本の若者たちを対象に、山岳地帯の自然を体験し、環境保全プログラムの参加、村の人々との交流を企画する「スタディーツアー」の企画・催行、日比の国際交流の拠点として、シェアハウス&ゲストハウス「TALA」の運営、さらに古着や古文具の配布なども行っています。

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