こんにちは。
神戸岡本店 サガワです。
人気の靴の裏側 第2弾は 靴作り 最終工程の 底付け作業です。
Part.1はコチラ→
底付けとは、靴の組み立て作業のこと
この工程で靴の60~70%が決まるそうです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
O.D.R.F オーナー大野さんの 大師匠 呉本さん。
靴屋の経営者と職人という経歴
中学1年から靴作りを始め、60年間靴作りに携わっています。
工房には見慣れた O.D.R.Fの靴が!!
すべて 手の感覚!
O.D.R.Fの靴の特徴である ヌメ革は固く 切れやすい為 機械での作業は難しく、
ひとつひとつ手作業で 機械の5~10倍の時間をかけて 作っていきます。
つりこみ という革を引っ張る作業
釘で とめます。
つりこみに使われる コウツリという
ペンチとトンカチが一緒になった 大事な道具
右のトンカチは 長年使ってきて 柄の中央がへこんでいます!
オイルレザーとゴムは 相性が悪いので
底を つきやすいように コンロであたためます。 (不思議な光景・・・)
あたため過ぎるとふやけてしまうことも
圧着機で 底とをあわせます
なんと 3トンの圧力がかかっています!
ゴム底の形を見ても すごい力が加わっているのがわかります。
(ん!ん——– . なぜか 自然と自分も 力が入ります。。。)
靴型からはずす作業も 簡単そうに 見えますが
素人だとなかなか 抜けないそうです。
呉本さんだと 写真がぶれてしまうほど 一瞬!
本当に 人の手によって作られていることが 改めてわかります。
サンプルも同じ工程で作られ 何回も作り直し
10回もサンプルを作ったり! しかし 練り過ぎると方向性が違ってきてボツになることも。。。
2~3回のサンプルの物が 今の人気商品になっていたりと、 いい物を作るには 根気も必要ですね。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
呉本さんも 山崎さんも
靴について 話し出すと 熱くなり
何時間でも 話してくれそうな勢い!!
お二人とも 街に出ると自然と 足元に目がいくそうで
特に 今の若い子は靴が 汚い・手入れがなっていない。とのこと、 靴がかわいそうとおっしゃっていました。
私も シミのある自分の靴を 恥ずかしく思いました。。。
ですが、こんなにも丁寧に作られた靴 これ以上に愛着がわきました。
今回は 本当に貴重な体験をさせてもらいました。
この体験を自分だけでなく お客様にもしっかり伝えなければ!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
職人の背中は大きい。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
前回の抜型 正解は・・・・・
色は違いますが、
シサムで大人気 スタッフもかなりの確率で持っている ショートブーツでした!
9枚の 抜型でできています、 ぜひ店頭で数えてみてください。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
秋の新作も たくさん入荷しています。
裏側のストーリーと共に 素敵な靴と出会えますように・・・・
シサムコウボウ 神戸岡本店 サガワ