みなさん、こんにちは!

三宮SOL店のサタケです。
あつーい日が続いていますが、暑いときこそ外遊びがしたくなります!
以前、野球をやっていたので、
キャッチボールがしたくてたまらなくなります。 

さて、
おひさしぶりの ものがたりブログです。
のんびり続けて、第6弾です!

今回は、現在三宮SOL店でお取り扱いしております、
pukur(プクル)さんについてです。

pukurさんは、
長野で染めを行なっている、草木染作家の女性が作っている
お洋服のブランドです。
pukurとは、ベンガル語で【池】という意味なんだそう。

pukurさんのお洋服は、モスリンカディと呼ばれる糸を使ってインドでつくられています。
 
 
モスリンカディとは・・・?
ベンガル語で「なめらか」という意味もあるモスリン。
名前の通り、絹?と思う方もいるほど。
インドの東部の西ベンガル州からバングラディッシュにかけて織られている薄い綿織物のことを
モスリンといい、
約1グラムの綿を、200メートルもの長さに紡ぎ、その糸を使って、手紡ぎ・手織りされた生地なんです。

またカディとは、手紡ぎ・手織りの布のことを言います。
イギリス植民地時代、インドの独立を求めたガンジーは、
国民に自分たちの布は、自分たちでつくるという運動をしました。
チャルカと呼ばれる、糸を紡ぐ道具をつかい、一本一本、手作業で紡いでいきます。

普通のカディよりも、さらに細いモスリンカディは、
糸を紡ぐのに、とーーーーっても根気と時間のいる作業なんだそう。
乾燥していると糸が切れやすくなるので、高温多湿のベンガルが向いており、
作られるようになりました。

インド人にモスリンの話をすると、
サリー(インドの女性の民族衣装で6m程の長さのある布)が
マッチ箱に入るほど薄いとか、
指輪に通せるのだと教えてくれるんだそう!

それほど、細く薄く繊細な生地なんですね・・・!!

そんな繊細な生地を、
インドの草木や、日本の草木で染めたお洋服たち。
藍染めや、ヨモギ、マリーゴールドで染めた優しい色合い。
藍染めは、化学薬品を使わず染める、本藍染め。1枚染め上げるのに10日間かかるのだそうです!
そして、シサムでもおなじみの、ブロックプリントが施された鮮やかな色合い。
つい、ふと手に取りたくなってしまいます。

pukur1
pukur2

細ーーーーい糸で紡がれているため、生地もとっても薄く、
汗の吸収性、そして速乾性も優れており、着心地バツグン!!

pukur5
pukur6

デザインもシンプルで着やすく、
合わせるアイテム次第でいろんな表情を見せてくれます。 

pukur4
人と動物とが共に働く田園風景の広がるベンガルの村で、手紡手織の”モスリン”は織られています。
機織り職人の家族は、朝起きて甘いチャイを飲みながらすぐに仕事をはじめ、
娘さんは糸巻き、息子さんは荿通し(おさとおし)、お父さんは糊付け、と 家族で分担しながら一枚の布を仕上げます。

『”外服薬”というように、肌に直接触れるものは薬にもなります。
また、”手当て法”など、手を当てることで体が癒されたりと、
手を使うことで本人も癒されたり、 手で作られたものにも癒されます。
なので、たくさんの二との手がかけられた手紡ぎ手織りされた布のもつエネルギーは、すごいなと思います。
インドと日本の草木で染めた、肌にやさしい、心地よい服作りをしていきたいと思っています。』
と、pukurさん。

繊細で、そっと寄り添うようなやさしい生地のお洋服たち。

ぜひ、お店で触れて、着てみてください。

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三宮SOL店で、8月10日(土)から
「世界の藍(あお)展」と題して、藍染めや青色のお洋服のみを集めたイベントを開催いたします!

ネパール、タイ、インドから集まった青色のお洋服たち。
このイベントから新しく仲間入りするブランドさんもありますので、 ぜひお越しください!
詳細は後日お知らせいたしますね◎

三宮SOL店 サタケ