★ シサムの3ヶ月 開催中! ★

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こんにちは。 京都・裏寺通り店 店長 ナカノ です。

 

 

シサムコウボウでは、5月を「フェアトレード月間」として、

私たちが考えるフェアトレードを積極的に発信中!!

改めて「フェアトレード(公正な貿易)」について考える月間です。

 

お得なサイコロ企画や各店イベント、報告会など

今月限定のイベント、是非参加してくださいね!!

 

 

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先月4月25日に14周年を迎えたシサムコウボウ。
 

代表のミズノは、学生の頃より国際協力NGO活動に関心をもち、

4年間の雑貨バイヤー経験を経て、ものへのこだわりを活かし、

国際協力の一つの形である『フェアトレード』を日本に広める場として

1999年4月、京都にシサムコウボウを創立しました。

 

フェアトレードブログリレー 第1回目は、

1999年創立以来、いつも熱い心をもってフェアトレードに向き合ってきた代表ミズノに、質問を投げてみました。

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シサムコウボウ代表・水野泰平が贈るFAIR TRADE MESSAGE

 

フェアト レードに対するわたしたちの挑戦とは?

 

シサムコウボウでは、フェアトレードを事業として継続させていくのは、

非常に難しく大きな挑戦だと考えています。

 

例えば、フェアトレードを事業として継続させていく以上、

商品の質、デザイン、価格は、多くの人がフェアトレード商品を支持し、

買い支えていけるレベルでなければなりません。

 

 

また生産背景を選択して消費するライフスタイルを、

あたり前にしていくためのイメージや情報の発信力も必要です!

さらには事業を継続させていく私たち自身が、

プロとしての技量を備えた担い手になることも必要です し、

優秀な担い手が、継続、発展的に携わっていける環境を整えていくことも必要です!!

 

 

これらをコミュニケーション力や技術、

資金、応用力などなど様々なところで制約があるフェアトレードの現場と格闘しながら実現していくのは、

非常に強い意志と根気のいる仕事なのです。

 

 

これは、フェアトレード事業を行っていく上で、

果てしなく続くやりがいのある挑戦だと考えていま す!!

現状、どれもこれもまだまだ力不足で、できていないことだらけですが、

まだまだたくさんやれることがある! 目指していくことはできる!!と考えて、

できることを少しずつ増やしながら歩んでいきたいと考えています。

 

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シサム工房の考えるフェアトレード商品とは?

 

シサムコウボウでのフェアトレード商品とは、

生産者支援の仕組みが出来ている商品のことと定義づけています。

 

つまり商品の売買を越えて、作り手たちの福利厚生の向上やエンパワーメントにつながる

活動や支援を行う団体の存在が絶対条件であり、商品の購入が、作り手の仕事の対価になるだけでなく、

そうした活動の原資になっていくものをフェアトレードと呼んでいます。

 

シサムコウボウでは、フェアトレード商品でないもの=アンフェアトレード商品という図式で考えていませ ん。

著しい環境破壊や児童労働といったものは論外として、あくまでフェアトレード商品でないものは、

生産者支援の仕組みができていない商品であり、

またはフェアトレードでつながる作り手たちの卒業先でもあるという認識です。

 

そうした商品をシサムコウボウでは一部取り扱っているのですが、

実はそうした手仕事品や天然素材を使った取扱い商品についても、とても大切に思っています。

というのも、それら商品の特性である、きっちりとまっすぐでなく、少しゆがんでいたり、古傷が残っていたりすること。

お金ではなく手間隙をかけたものであるといったことなど、

モノの個性に想いを寄せたり許容する価値感が、今の私たちの社会にとってとても大切なことだと思っているからです。

 

均質や画一的なもののみをよしとする価値感や効率を最優先して使い捨てていく価値観が、

自殺の増加やいじめなどの背景にあるならば、

多様性や個性を認め、また許容しあう価値観は、社会を優しいものにしていくはず、、、

そんな考え、想いを持っているのです。

 

これまでの経験上、フェアトレードや手仕事、天然素材が好きな人たちは、

多様性を好み、思いやりのある人が多く、いい空気が流れています!!

 

 

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14周年を迎えて、シサムコウボウのこれからの歩みとは?

『フェアトレードの現場に販売力と商品開 発力を』

これは、シサムコウボウの社内でよく口にしている合言葉であり、みんなで目指している目標です。

世界中にたくさんいるフェアトレードを必要とする人たちと一人でも多くつながり、

ポジティブな大きな影響を与えていけるしっかりとした販売力と商品開発力をもちたい。 という想いを込めています。

『ONE for ALL, ALL for ONE』

これは今年の年始に、社内で共有した今年のテーマです。

一人はみんなのために、みんなは目標達成のために 一つの目標に向かって、

チームで目指し取り組んでいこう。という意味です。

 

チームといっても、互いに助けられあいのチームは、1+1=2にもならず2以下になってしまいます。

1+1が2以上、3以上になっていくように、一人一人がプロとして自立したうえで一つのチームとなるの が理想です。

 

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2011年8月 お客様のお手紙の受け渡し式

水野から、Sundurの代表ビーランナさんへの受け渡し風景。(少しピンボケですみません!!)

 

 

 

 

 

『フェアトレードの現場に販売力と商品開発力を』

 

 

 

この目標に向けて、やりたいこと、やる必要があることが山のようにあります。

 

 

これからも一つ一つ丁寧に、また、時には力技で乗り越え、学びながら歩んでいきたいと思っています。

 

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お客様へのメッセージを

今回の企画では、シサムコウボウの体育会的な側面をご紹介しました。

熱い想いを持ちながら、また遊び心を持ちながら、これからも真剣に取り組んでいきたいと思っています。

叱咤激励含めこれからもどうぞよろしくお願いいたします。

 

2013年AWでは、被服や服飾雑貨のシーズンコレクションのほかに、

新たな真鍮のアクセサリーコレクションやレザー小物での新作などが商品化予定です。

お楽しみに!

 

 

と、このように真面目に答えている一方で、

「写真を」というと、いそいそと準備をはじめ、このような表情を見せるミズノでした♪

      

代 表・ミズノ、アバカボールのランプシェードと共に・・・

 

 

 

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次回は 『フェアトレード生産者を巡る旅~インド編』 と題して、

商品部スガノ・トヨシマ・マツダのインド出張のレポートをお届けします!

 

 

 

 

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京都裏寺通り店 店長 ナカノ