こんにちは!三宮SOL店のサカイです。
9月度サイコロ企画は
残暑が厳しくても…ちょっと涼しくなっても…
使い勝手のいいコットンとバナナ糸のニットが対象です*
ネパールの生産者団体、サナハスタカラで
手編みで作られるニットたち。
どんな人が?
どうやって?
編んでいるのでしょう??
その秘密を少し、公開しちゃいます!
これを読めば、サイコロ企画がもっともっと楽しみになっちゃうこと間違いなし!
■どんな人が…
サナハスタカラではニットを編んでいる生産者は大きく二つのグループに分かれていて
①「Work in their own house」:労賃・素材をサナハスタカラからもらい、自宅で作業
②「バクタプル クラフト」:材料なども全て自力で調達し、完成品をサナハスタカラに買ってもらう
↑このカラフルなニットたち↑(withコバヤシ)は主に①のWork in their own houseが生産しています。
①グループの責任者、ミラさんの下に
鉤針編み担当のモヒニさん、棒針編み担当のレヌーさんという
毎日サナハスタカラの事務所に通う生産者がいて、
更にその下に複数のグループリーダーがいて、
主に自宅で作業しながら時々事務所にやってきて、指示書や素材をもらい、
そのまた下にそれぞれのグループリーダーが抱える生産者がいて、
注文が入ったときにグループリーダーの指示を受けてニットを編んでいます。
組織図にしたらとっても大きなものになりそうですね。
写真はミラさん。
胸元に咲いたコサージュのお花は店舗でご覧になられた方も多いのでは??
グループリーダーはそれぞれ3~5名の生産者を抱えている人もいれば、
多い人では25人の生産者をまとめている人もいるのだとか。
沢山の女性たちがシサムのニット商品に携わっているのです。
■どんな素材で…
また、今回の対象品にある↓バナナ素材の衣料↓。
(コバヤシが着ているカーディガンです。濃い色のものはコットン素材!)
ネパールの南部、タライ地方の食用バナナの幹と根っこから紡績された糸でできています!
南部の平野には熱帯ジャングルが広がっているのだとか。
バナナは成長が早く、実の収穫のためだけに切り落とされた幹などは
大量の廃棄物となってしまいます。
捨てられる部分を有効活用したバナナ繊維は究極のエコ素材!
また、これまでサナハスタカラでは
インドや中国、ニュージーランドなどから輸入した糸を原材料にニットを編んでいたのですが
バナナはネパール国産100%!
国内で自給できる希望の繊維なのです。
バナナ糸、というとなかなかどんな素材なのかイメージしにくいかと思いますが
(バナナの匂いは、残念ながらしません。笑)
ウールのような柔らかさを持ち、綿や麻のように使えるので
長いシーズン活躍します!
写真はバナナの繊維を糸にする前にナタで細かくカットしている様子なのですが、
こんなにふわふわの繊維になるなんて…
これまでサナハスタカラのニットを何気なくお手に取ってくださった方もいらっしゃったかと思います。
一枚一枚のニットに、実はこんな秘密が隠されていたのでした。
是非、店頭で手編みの優しい風合いや、
バナナ糸の触り心地を楽しんで頂きたいです!
そして、
[一人ひとりの生産者さんについて]
[バナナが繊維になるまで]
は、現地に行ったスタッフの体験記も交えながら、
サイコロ企画期間中により詳しいお話をお伝えします!!
9/1(土)~9/15(土)までのサイコロ企画。
ブログも含め、乞うご期待です!
三宮SOL店 サカイ