みなさま、こんにちは!なんばCITY店のチバです。

 

2月、如月。

昔の人たちは衣を重ねて着る季節で、「衣更着」とも呼んだそうです。

 

そんな重ね着が楽しいこの季節に、

手仕事の魅力にあふれた、「絣(かすり)」のお洋服が

入ってきました!

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イカットの装い

~伝統技術をまとう~

@シサムコウボウ・vote for全実店舗

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今回使われた絣は、「IKAT(イカット)」と呼ばれるもの。

 

7~8世紀ごろ、インドのラジャスタン地方の発祥と言われ、

マレー語で「括る(くくる)」という意味を持つそうです。

 

イカットの生産場所は、インドの中部ハイデラバードの農村。

Bogaramという町の近くの周辺の村で、

4世代続く織工場で織られているそうです。

 

 

〇イカットのお洋服ができるまで〇

織りあがった状態を想定して、まずは糸をくくります。

 

くくる作業は、工場の周りに住む村の職人さんたちの家で行われているそうです。

正確にくくっていかないと模様がずれてしまうため、集中力が必要です。

 

くくった糸を染料で染めます。

くくったところだけ、染まらずに白くなってますね!

 

白地は、あらかじめ模様をつけたい部分に筆で印をつけ、

それ以外のところを、専用のゴム製のひもで

きつーーくきつーーーーくくります。

そうすることで、黒い染料の中に入れても白い部分が染まらずに残ります。

しっかりくくらないと、白い部分に黒い染料が入り込んでしまうので、

とっても技術が必要です。

 

この「くくる」作業のおかげで、地色と模様の間に少しかすれた部分できるのが、

手作業ならでは!イカットの魅力です!!

 

染めた糸を、原始的な機械で織っていきます。

糸を正確にかけないと、模様がずれるので大変。。。

 

ブラックは「経緯絣(たてよこがすり)」=「ダブルイカット」という製法で

作られます。

 

たて糸・よこ糸とも、真っ黒に染めた糸と、くくって染めた糸を、交互に配します。

たて糸も、よこ糸も染めた糸を使うので、しっかり模様が合うように、

たてとよこの糸の白い部分を合わせながら織るのがとても大変!

たて糸は最初に張っておきますが、よこ糸は模様のたびに糸をかえないといけません。

高い技術と、根気のたまものです!

ナチュラルは、「経絣(たてがすり)」=シングルイカットという

製法で作られています。

たて糸は染めてない白い糸と、くくり染めした糸。

よこ糸はすべて白い糸で織られています。

白地にかすり部分がグラデーションのように映えて、たまりません。

 

そうして手より、手染め、半手械織(セミハンド)で手間暇かけて作られたイカット生地を、

Creative Handicraftsの皆さんが、素敵なお洋服に仕上げてくれました!

 

 

本当に手触りが良く、頼りがいのあるしっかりとした生地感で、

流行にとらわれず、永く使っていただけるイカットのお洋服。

 

着方によって、モードにもナチュラルにも、

かっこよくも美しくも着ていただけるアイテムが届いています

ぜひぜひぜひ、たくさんの方に一度着ていただきたい!!

どうぞ、お店に見にいらしてくださいね。

一緒にイカットのオシャレを楽しみましょう。

商品の詳細は、次回のブログをお楽しみに!!

 

 

なんばCITY店 チバ