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フェアトレード月間に合わせた、シサムスタッフによるフェアトレードブログリレー最終走者、
シサムコウボウ代表のミズノです。
創業以来、これまでさまざまなフェアトレードの現場へ行き、
たくさんの人たちと出会ってきました。
ランプシェードの作り手、かごやバックの編み手、シルバー細工職人さん、竹家具職人さん、
糸を紡ぐ人、手織り職人さん、木版を押す職人さん、木版を作る職人さん、染作業をする職人さん、
ミシンを動かし縫製する女性たち、手刺繍をする女性たち、手編みをするお母さんたち。。。
みんなそれぞれ暮らしている環境も境遇も違っているけれど、共通していることがあります。
それはみんな、一生懸命生きている、ということです。
当たり前のことなのですが、肌の色も話す言葉も、文化も習慣も全然違うけど、
日本に暮らす自分と同じく、みんなそれぞれに日々の日常があり、暮らしがあり、
その中でいろいろなことを感じ、楽しみ、なごみ、しんどい時にはあきらめたり、気力を振り絞ったり、
できることをしながら生きている。
一人ひとりにそれぞれの暮らしがあるんだよなー、とそんなことをしみじみと思います。
実は、私は、貧しい人たち、困っている人たちを「助けたい」、「なんとかしたい」という想いからシサム工房を立ち上げたわけではありません。
そうした使命感からというよりも、厳しい環境の中で生きている人たち、暮らしている人たちと、
自分がいいと信じる形でつながって生きていきたい。
直接的につながった生き方をしていきたい、という個人的な想いで創業しました。
今では状況も環境も異なり、より責任を担う形で意識も変化してきましたが、
根本のところで、私にとって、シサムコウボウでの仕事は、
いわゆる『仕事』や『事業』ではなく、作り手の人たちと同じく、生きていくすべであり、
いわゆる『生業』だと思っています。
生業といっても、もちろん生きていくために仕方なくの仕事、ではなく、
生き方の一部、というようなもっと強い意味を込めています。
<!厳しい環境の中で生き方の選択肢の少ない人たちと、
フェアトレードを通して、真剣に生業としてつながって生きていく。
そうした意志を持って、今では、『フェアトレードの現場に、商品開発力と販売力を』
というミッション(使命)をシサムスタッフみんなで共有して、
甘えることなく努力を重ねています。
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一方で、シサムコウボウの活動を通して、作り手の人たちのこと、
フェアトレードのことを広く伝えていきたい、という創業からの想いがあります。
これがなかなかの難問で、そうしたアクションが必ずしも、というかほとんど、
販売にはつながらないという現実があります。
それでも、シサムコウボウでは、世界的なアクションとなっているフェアトレードDAY
(5月の第2土曜日)のある5月をフェアトレード月間と位置付けることで、
楽しみながら、集中的にさまざまな取り組みを行っています。
フェアトレード月間のショップでの目標は、
『ご来店下さったお客様全員にフェアトレードと出会っていただくこと!!』
そこで5月には、
シサムコウボウ全店の店内のさまざまな場所に、
フェアトレードのロゴや作り手の写真、情報を貼り出したり、
フェアトレード関連の書籍を限定販売したり、
報告会やワークショップを開催するなど、
普段やりたくてもなかなかできない取り組みを多く行っています。
その他にも、毎年恒例になったフェアトレード川柳は、第4回を迎え、
川柳を通して少しでもフェアトレードに思いをはせる時間を日本の社会に作っていくことと、
多彩な切り口の川柳を通して、フェアトレードの隠れた魅力や特徴を共有するアクションにしています。
このシサムスタッフによるフェアトレード商品の背景をテーマにしたブログリレーも
そのフェアトレード月間のアクションの一つ!
熱い!シサムコウボウの5月、ぜひ皆様、ショップに足をお運びください!
そして、
助けるものと、助けられるもの、という関係性ではない、シサムのフェアトレード。
これからも、作り手の人たちの仕事に、すごいものはすごい!と驚き、賞賛し、
ひどいものは、ひどい!と伝えながら改善策をともにひねり出す。
そんな土臭いつきあいをずっと続けていきたいと思っています。
皆様の応援、これからもどうぞよろしくお願いいたします!!
ミズノタイヘイ
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