今日、沖縄より戻ってきました。
いやーよかった。
出張中に、久しぶりに家族で休みをいただくことができたのもすごく良かったですが、仕入れもなかなかうまくできて、良かった!

いつもお世話になっている登り窯の工房ではマカイ(茶碗)、湯のみ、マグカップ、豆皿、傘立てなど仕入眼にかなったものを可能な限り仕入れてきました。

今回は、いつもよりさらに早起きして、窯だしで出されたばかりの工房に一番乗り。
うちのもうすぐ3歳になるちびすけを背中に背負って一点一点、吟味していると、沖縄の民芸品をセンスよく扱う店の大手さんが5人ほどでさっそうと登場。それまで、これを吟味し終えたら、次あれに行こうと思っていたものを、まとめてがさっと、ごそっと。すごい勢いでとっていかれてしまった!

それをみてからはもう、取り合いの状況。
お互いに顔では互いに余裕を見せながら、もう必死。
ちびすけを背にもう汗だく。被害者のちびすけはもっと汗だく。
そんなこんなで、仕入れできるものは、可能な限り仕入れてきました。

ですが、そうそう窯出しに合わせて仕入れに来れないことを考えると、やはり仕入数は少ない。2週間ちょっとで届く登り窯で焼かれた陶器たち。希少品です。今から楽しみにしていてください!!

シーサー作家の宮城光男さんとも国際通りにできたシーサー美術館(光男氏のシーサーコレクションを展示した美術館。1,2階と地下がミュージアムショップとなっている)で再会!
 美術館は昨年訪れたときよりも格段にパワーアップ。ショーウィンドウから店内まで、シーサーたちと、彼のあそび魂があふれんばかりでした。
ためらいと恐れを知らない彼の感性がたまらない!
たくさんの刺激を受けてきました!!!

なんと九州にできた国立博物館に彼の作品が収蔵されたとのこと。
実際に、収蔵品を紹介するその国立博物館が出している本を見せてもらったが、一級の古美術品などとともに、彼の作品の写真と名前がどうどうと掲載されていた。すごい! シサムでは、それほどまでの彼の本格的な作品を紹介できていないのが、非常に残念に思ってしまった。

 リサイクルガラスの工房では、コップものを中心に注文。
使いやすいクリア色を基本に、白泡タイプ、重曹を使って陶器の世界でいう貫入のようなひびを底部に入れたタイプ、カラフルなカレット(ガラスの破片)をちりばめたタイプでコレクションをつくり注文してきました。

 なんと世界規模の某セレクトショップのバイヤーが少し前に注文しに来たとのこと。手仕事の価値は、ライフスタイルに影響力を持つそんなセレクトショップが扱うことで広がっていくんだよなーと時代の変化に嬉しくなった。反面、我々も今まで以上にがんばっていこう!と想いを強くするのでした!!!

 板ガラスや泡盛の瓶などを溶かし、玉状にしたものを吹いて、回して、棒などを押し当てて、形成。本当に一点一点魂の込めた手仕事品。シサムの店頭に並ぶのは、7月終り頃~8月はじめ頃になる予定です。

水野泰平