『マハグチ/Mahaguthi』は、もともと、ネパール内で困窮した状況にある女性を保護し、職業訓練を行う福祉施設、「アシュラム」の販売部門として1984年に設立されたのが始まりです。
今回訪問した時は、シサム工房の来年2012年の春夏の生地を織ってくれていました!!
感動!!!!!
「パタン パタン パタン」と気持ちよい音が響きます。
↓ この生地感なら、今年の夏、シサムに足を運んで下さった方もわかるのでは・・・・?!
大人気だった、エクストラシンの生地ですよ!
マハグチ/Mahaguthi の利益の40%は、「アシュラム」の貴重な運営費として活用されています。
この日は、夕方だったので訓練生はもういないかな・・・?と思っていたところ、
プロの女性たちの横で、織っていたのは訓練中の女性でした。
他の人にくらべて織りのスピードもゆっくりで、織ムラも少しあったけれど、なんだかとても楽しそうでした。
そしてもう一人、別の部屋で、もくもくと糸車を回している女性がいました。
彼女はまだ訓練中とのこと。耳が聞こえないようで、「みんなは?」とマハグチスタッフが聞くと、「もう終わって帰ったよ」というジェスチャーをして、またすぐ糸車をまわしはじめました。
みんなが帰ってしまったあと、一生懸命糸車を回すこの女性が、私の中でとても印象に残りました。
本来だったら仕事を得ることが簡単ではない女性が、訓練を経て、仕事につながるチャンスがあるということを、改めて知りました。
念願のアシュラム訪問ができて、感動の一日となりました。
NEPAL出張報告④へつづく・・・
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