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御影通りの事務所からウシジマです。

淹れたてのコーヒー
シサムコーヒーを相棒に、この記事を書いています

先日、母と訪れた喫茶店で、あるポスターが目に留まりました。

「10月1日はコーヒーの日!」

帰宅後、気になって調べてみると、

10月1日は、国際コーヒー機関が制定した「国際コーヒーの日」であり、

全日本コーヒー協会もこの日を「コーヒーの日」と定めていることがわかりました。

でも、なぜ10月1日…?

国際協定によって、コーヒーの新年度が始まるのが10月で、

この日がコーヒーの年度初めとなる。

さらに、日本では秋冬期にコーヒーの需要が高まる。

とのこと。

※出典:全日本コーヒー協会HP

10月が新年度とは?

さらに調べてみると、ブラジルのコーヒーが大きく関係していることがわかりました。

ブラジルといえば、コーヒー豆の生産量1位。全生産量の約1/3を占めています。

※ブラジル:約300万トン/世界計:約922万トン(2016年)

出典:FAO(Food and Agriculture Organization)

一般的なコーヒーの値段は、ニューヨークにある先物取引所で決められています。

そこでは、その年のブラジルのコーヒー生産地の天候と、

生産量・輸出量をもとに値段が決められます。

(コーヒー豆の値段を決めるのは、農民ではないのです)

ブラジルでのコーヒーの収穫時期が毎年7~9月。

つまり、ブラジルでのコーヒー栽培が新しい1年を迎える10月を、

世界のコーヒーの新年度としている、ということのようです。

コーヒーチェリーはこんなに真っ赤

うーん。納得できたような、そうでもないような・・・

というのも、コーヒー豆は国や地域によって収穫の時期がバラバラ。

シサムコーヒーの故郷、フィリピン・コーディリエラ地区では、

毎年12月~2月の3か月間が収穫の時期。

ブラジルや世界のコーヒーとは約半年のズレがあることになります。

日本の真冬にあたるこの時期に、シサムコーヒーを生産するフィリピンの農園では、

真っ赤に熟れたコーヒーチェリーの手摘み作業が行われます。

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これから寒くなり、あったかいコーヒーが恋しくなる季節。

心まであたたまるコーヒーを選びたいですね。

参考図書
「コーヒー豆を追いかけて ~地球が抱える問題が熱帯林で見えてくる~」 原田一宏 著 (くもん出版)

ウシジマ