東北地方での大震災、福島第一原発での事故は、
京都に暮らす私にとっても、とてつもなく大きな衝撃でした。

すぐに阪神大震災を思いおこし、
規模がそれを超えたものであることがわかるにつれて
想像を絶する事態であることが、あらためて実感としてわき起こってきました。

以来、支援につながる何かをしたい、何が自分にできるか、
を考え、ずっと意識してきました。

フェアトレードを生業として事業をする私としては、
今、大切なのは、強い意志をもって、
今回被害にあい、あたり前にあった日常を奪われた人たちを
継続的に「支え続ける」こと、だと考えています。

大震災が起きて間もなく、
被災地になかなか行くことのできない私たちの代わりとして、
信頼できるNGOを選び、そこを通した支援を始めました。

そのNGOが被災地NGO協働センターです。

店頭募金や、売上の一部を支援金につなげる仕組みを工夫することで、
毎回、たくさんのお客様がご協力を下さり
支援金(2011.7月現在計625,002円)を送ることができました。

ですが、震災から4ヶ月以上が経ち、
だんだんと支援金を集めるのが難しくなってきました。

被災地の状況は、これからさらに復興に向けた支援が必要であるにも関わらずです。

そこで考えたのが、私たちの本業であるフェアトレード
支援金募金活動とを組み合わせたチャリティバックを商品企画し、
販売することで継続して支援金を捻出することでした。

実際には、そのチャリティバックプロジェクトは、
4月の終わり頃から進みだしました。

というのも、大震災や原発事故発生以降、
開発途上国に暮らす人々の厳しい状況への関心や支援が、
一方で薄まってしまうのは、非常に残念だと考えたのが始まりでした。
今でも、開発途上国では、

4人に1人の子どもが栄養失調で、
4秒に1人の子どもが、5歳になる前に命を失っています。

また、今なお
2億人以上の子どもが児童労働の現場で働かされている状況
があります。

被災地支援と、開発途上国に暮らす人々への支援
どちらに対しても、継続して支えていくアクションをとっていきたい、
と考えています。

 
「支え続ける」ことは、
たやすいことではないことは経験上よく知っています。
強い意志とたくさんの人の支えが必要です。

 
商品企画から2ヶ月、
ようやく “what you buy is what you vote ”
(お買い物とはどんな社会に一票を投じるかということ)をプリントした、
フェアトレードのチャリティバックが届き、7月1日から販売を始めています。

 
このフェアトレードのチャリティバックは、
作り手のインド、ムンバイのスラム女性に仕事を提供し、
同時に、その収益が東北被災地の支援金となります。
ぜひ多くの人が購入して
「支え続ける」活動にご協力いただければと願っています。

 

 
☆ 7月31日(日)、事務所の駐車場スペースで 14時~18時
 ちいさなチャリティ フリマ(ミカゲマーケットvol.1 ~つくること、つながること、ささえること~) を行います。

 
 京都にお越しの際は、是非お立ち寄り下さい!
 フェアトレードのチャリティバックも販売します。
 場所は、京都本店から徒歩距離です! 

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代表 水野泰平

 

 

 

 

 

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