みなさまこんにちは。

三宮SOL店のサワダです。

 

わたしたちが働くシサム工房という会社には学校があります!

 

スタッフがフェアトレードパートナーや生産者について、

現地に行ったことのある副代表のヒトミから話を聞くものです。

 

チカン刺繍WS

 

私は今回初めて参加して、かなりの衝撃を受けたので、

みなさまにもお話させてください。

 

シサムや現地のフェアトレードパートナーが

発展途上国の搾取されがちな生産者の生活や福祉を向上させるために

様々な取り組みを行っていることはシサムのHPにも詳しく書いてあり、

私も研修中に読み込んで勉強しました。

 

でも今回現地を直に見てきたヒトミから直接話を聞いて、

生産者たちが抱える問題は決して貧困だけではなく、

そこには現代の日本で生きる私たちには想像もつかない世界があると知りました。

 

チカン刺繡を体験しよう

 

シサムの刺繍商品を製作するNGO団体カラティマクがあるインドのラクノー地域は

インドのイスラム色の強い保守的な田舎です。

 

そこでは女性は何をするにも夫か父親の名前が必要で、

何をするにも男性に頼まないといけないそうです。

 

シサムの商品に刺繍をして賃金を得た女性が

初めて自分の意思でお金を使い、自尊心が向上したと

素敵な笑顔の写真が出てきました。

すごく素敵なお話ですね。

でもそれまで自分の意思でお金を使ったことが無かったとは驚きです。

 

 

村の女性は町に出るのは恥ずかしいからと、

村に来る物売りの人から物を買うそうです。

 

カラティマクの生産管理を担う女性が生産者の家に行く時には

乗り合いバスに乗ると必ず痴漢に遭ってしまうため、

女性だけでバスが埋まるのを何時間でも待っていたそうです。

 

そんな社会の中で女性が自分の力で収入を得る、

作業中の会話の中で情報を交換する、

団体が取得を支援した職人用IDカードで健康保険やローンが使えるようになる。

 

 

シサムとカラティマクの働きによって

インドの田舎町で小さいけれど、とても大きな変化が起きているんですね。

 

他にも下絵のスタンプを彫る人、スタンプを押す人、服を縫う人、

刺繍をする人、洗濯をする人、検品してボタンを付ける人……

こんな風に分業して、それぞれこんな職人さんがいて……

など製品が出来る過程とそれに携わる生産者について、

詳しく興味深い話をたくさん聞きました。

 

 

店頭に立つスタッフがお客様に商品をご紹介する際に

その全てをお話しする機会ははなかなかありませんが、

シサムのスタッフはみんなシサムの学校でこんなことを学び、

その知識とそこから来る情熱を胸に秘めて働いています。

 

もし興味がある方はお近くの店のスタッフに色々質問してみてください。

現地の人の生活や生産の過程、裏話など面白い話が聞けるかもしれません。

 

NGO団体カラティマクについてもっと知りたい方はこちらから。

 

 

 

最後になりましたが、みなさまはじめまして!

4月からシサムの仲間に加わりました

サワダと申します。

 

 

タイ帰りなのでタイの挨拶と掛けて

サワディーと呼んでもらっています。

みなさま、サワディーカー!

 

タイ北部のチェンマイにあるフェアトレード団体で1年間ボランティアをし、

日本でもフェアトレードを広めたい!

とシサムにやってきました。

 

皆さまの楽しいお買い物をお手伝いできれば嬉しいです。

よろしくお願いします!

 

vote for by sisam FAIR TRADE

三宮SOL店 サワダ