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お知らせ & イベント情報

◆「世界のみんながしあわせになるコーヒー」レポート動画が公開となりました!

2021年から取り組んでいる、世界のみんながしあわせになるコーヒープロジェクトのレポート動画が公開となりました。

クラウドファンディング「世界のみんながしあわせになるコーヒー/ Coffee that brings happiness to everyone in the world」Report Vol.2

応援していただいた皆さま、ありがとうございました!

だんだん私たちの知っている姿に変わるコーヒーと、嬉しそうな農家さんたちの表情が清々しくもあり、幸せな気持ちになる6分間ほどの動画です。

ぜひ、コーヒー片手にご覧ください。

コーヒーの里や、クラウドファンディングについて詳しくはこちらのコラムをぜひお読みください

◆シサム工房のオーガニックコットン取扱い大増量について

~ シサムの天然繊維へのこだわり ~ 

 

シサム工房は 「化学繊維でなく 天然繊維を 」という強いこだわりを持って

コットンのオーガニックコットンの取扱いを 大幅に増やしています 

 

みなさんは 化学繊維の服はお持ちですか?

軽くて 伸びが良く 安くて すぐ乾く

化学繊維は 服の素材として膨大な量が使われています

現在 実に 世界の服の7割です!

 

 

一方 シサムの服は コットンがメイン

「化学繊維はシサム工房のお店では取り扱わない 」

と決めて 創業から23年間やってきました

 

 

化学繊維が 石油からできていて サステナブルでないこと

土に 還らないこと

洗濯のたびに出る マイクロプラスチックのこと  などなど

勉強を進めれば進めるほど 化学繊維でなく 天然繊維を広めることの 意義と 誇りを強く感じていました

付いてきてくださったお客様のおかげで 事業も少しずつ大きくなってきています

 

~ しかし それだけれでは不十分でした ~ 

 

しかし それだけでは 不十分と気づくことになります

アジアのフェアトレードパートナーと お洋服を一緒に生産し

現地のことを知れば知るほど

Farm to Fashion

つまり コットン畑からお洋服まで  より責任のあるものにしたい 

と思うようになったのです

 

オーガニックコットンの収穫

 

お洋服を縫う女性たちの貧困解決になるフェアトレードだけでなく 

もう一歩進んで 原料のコットンを育てる農家や大地にまで 「つくる責任」を果たしたい 

と思うようになりました

 

農薬を素手で散布する一般的なインドのコットン農家の様子(Purdue University HPより)

 

コットンの農地で 大地が農薬で汚されていること 種が巨大多国籍企業に牛耳られていることなど 勉強をしていく中で わかってきたのです

縫う人に 少数民族や シングルマザー スラムの住民などを最優先にしていくことは これからも変わらず続けていきます

ただ 「縫う人の幸せ」にだけフォーカスしていては 「つくる責任」は十分に果たせていない と思いました

 

 

オーガニックコットンの原料の調達は大変だし 価格も一般のコットンより高めですが

より地球と人を優先した商品を作っていきたい 

そんな思いでオーガニックコットンの取り扱いを増やしていっています

 

~ シサム OC増量プラン 具体的なあゆみ① まずは   ~ 

 

まず  オーガニックコットンを専門に扱うフェアトレード&オーガニック認証工場との取引を開始したのが2014年

Sisam Organic という名前をつけ オーガニックコットン100%のニットシリーズを立ち上げました 

これは 比較的スムーズに事業が進み 人気のシリーズとして成長しています

 

 

~ シサム OC増量プラン 具体的なあゆみ② 高いハードル ~

 

問題は それまで ふつうのコットンを使って生産を一緒にしてきた小さなフェアトレードNGOの原料調達を オーガニックコットンへ切り替える道 

その道には ◎コットンの調達ルート開拓  ◎価格の壁  ◎オーガニック国際認証取得   などなど

高いハードルがたくさんあったのです

 

 

~ シサム OC増量プラン 具体的なあゆみ③ オーガニックコットンの理想と現実 ~ 

 

少しデータを使ってお話しましょう

実は 全地球上で育てられているコットンのうち オーガニックコットンの栽培量は たったの1.4%です

2022年10月最新のレポートで やっと1%の大台を超えて 1.4%になりました

前年の2021年で 0.95%

とにかく 長年ずっっっと 1%の大台を越えられない年月が続いていました

 

 

大企業は 畑をまるごと契約するなど スムーズに原料の調達を行う資本があります

しかし シサム工房のパートナーたちは ミシンが5台しかないなど 本当に小規模の小さな小さなフェアトレードグループです

日本のシサム工房も 資本金 500万円の小さな会社です

そもそも世の中に1%しかないオーガニックコットンは値段も高く 取扱い業者も少ないため 調達が大変でした

世界でのオーガニックブームと 中国の綿畑での人権侵害嫌疑もあり インドのオーガニックコットンは取り合いの様相まで見せています

ちょっぴりしか買わ(え)ないシサムの原料調達はどうしてもコスト高になります

そんな中 現地のフェアトレードNGOのスタッフが原料確保に手を尽くしてくれ

徐々にオーガニックコットンへの切り替えが進められています

 

~ シサムのオーガニックコットン比率 ご報告 ~ 

 

こうした経緯で シサム工房では オーガニックコットンの比率をどんどん上げて行っています

輸入している洋服の商品数で表にすると こうなります

1年間で ほぼ倍増のペースです!

 

 

~ シサムのオーガニックコットンの「バリュー」とは ~ 

 

この流れをさらに進めるために大切なのは シサムのオーガニックコットンの「バリュー」(価値)だと思っています

では その「バリュー」はなにか

農薬で傷んでいないので 柔らかい??

そんな声も聞こえます

でも 実は オーガニックコットンは お店に並んでいるときに 見た目や 匂いや 手触りが オーガニックでないものと

特に変わりません 

そう  特に変わらないのです

sisam organic シリーズは とろけるように柔らかい とお褒めいただくことが多いのですが

実は それは 農薬の有無でなく(!) 原綿の繊維の長さや細さという「品種」によるところと

染め方 糸に撚る工程 編みの工程での 「技術的工夫」 によるところが大きいのです

シサムでは 特に染めの工程で ふんわり柔らかくなる最上級の技術を採用しています

貴重なオーガニックコットンですから 柔らかく最高の着心地に仕上げたい一心です

 

 

では 改めてオーガニックコットンの「バリュー」はなんなのか?

ここから お洋服を語るときに 忘れてはいけないお話をします

みなさんは 今 服を着ていますか?

きっと着ておられると思います

その服は、ご自身で原料を育てて、織ったり縫ったりして作ったものですか?

きっと 自分でない だれかが作ってくれたものを着ておられる方が大半だと思います

世界とグローバルにつながっている現代

今 日本の衣類の 実に98%が 海外からやってきています

 

日本繊維輸入組合「日本のアパレル市場と輸入品概況2022」よりシサム工房作成

 

つまり 今日 日本で着られているお洋服は ほとんど海外のだれかが作っています

 

そんな中 SDGsの「つかう責任」はどう果たしたらいいのでしょう

 

外国の土地や水を大量に使って 綿を育て 自分でないだれかに服を作ってもらっている私たちの

「つかう責任」を対する 一つの答えが

オーガニックコットン かつ フェアトレードの商品だと考えています

 

 

育てる人 作る人 そして 地球を大切にしてできた 服を着ること

それこそが 大切なバリューであり みなさんの心をほっと温かくできると思っています

シサムの扱う物の量は 大海の一滴かもしれません

しかし これからもお客様の共感という力を借りることができれば 大きな伸びしろがある!! と思っています

これからも社員一同 オーガニックコットン&フェアトレードの商品を

そのバリューとともに お客様にしっかりと届けられるよう 少しずつでも取り扱いを増やしていきたいと思っています

たくさんの方に ますます増えるシサムのオーガニックコットン製品

楽しんでいただけるよう

日々 全部署のスタッフで努力を続けてまいります

ぜひ 応援よろしくお願いいたします

 

シサム工房
人見とも子 2022年10月

 

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ここからは 少し 込み入った話になります オーガニック認証について 深く知りたい方は読み進めてください

 

~ さらに  国際認証に思うこと ~

 

みなさん ご存じですか?

実は 日本の法律では 食品でないコットンについては

「国際認証など第三者機関の認証を受けなくても 『オーガニック』と商品に書いて良い」ことになっています

ちまたにも 自称オーガニックコットン製品 がたくさん出てきました

よく見ると あれ? 数%混ぜているだけで あたかも100%のように大きくオーガニックと謳っちゃうんだ と思うものに出会うことも正直あります

グリーンウォッシュが広がらないといいな と 心配になります

シサムだって お客様に心配されないようにしないと という反面教師にしたいです

 

そこで シサムでは 今 OCSという国際認証をどんどん取っていっています

OCSは 原料から最終製品までの履歴を追跡し その商品がオーガニック繊維製品であることを証明するマークで

正式名称を オーガニック コンテント スタンダード と言います

 

シサムの商品にも どんどんこの国際認証マークを取り付けていっていますので

ぜひ お洋服のタグやラベルをめくって見つけてください

 

そして ここからが 少し込み入ります

 

実は 原料に オーガニックコットンを100%使っていても 私たちのフェアトレードの生産者パートナーによっては

国際認証を取れるところと 取れないところ がありました

OCS認証には 様々な複雑なルールがあって それをクリアするには 資金力と組織力がいることが 調べるほどにわかってきました

説明をします

認証では オーガニックの「真正性」を担保するために 「トレーサビリティ」が肝になります

つまり 「店頭からFarm(農地)まで遡れるか」 が大切になります

例えば コットンを 染め屋さんから 織り職人さんの工房に 移動させるとき

「たしかに ここからここに 何キログラム移動した」という証明書を切らなければなりません

また 証明書の発行には 当然 パソコンを使った事務手続きが必要ですし 1回につき 15$ほどお金を払う必要があります

さらに 工房ごとに IN とOUTのつじつまの合った帳簿の保管を求められ

それは どんなに小さな生産者でも例外がありません

例えば インドの片田舎の村にいる 教育を受けたことのない2,3人のおばあちゃんたちのグループであっても お目こぼしはありません

相当額の年会費も 原料が通過する一つひとつの工房が 個別に払う必要がありました

これが ハードルが高かった

実に高かった

 

つまり 「認証のせい」で フェアトレード生産者の収入が減る事態も予想されたのです

 

フェアトレードで貧困から抜け出そうとしている小さな生産者たちに付いてきてもらうには

認証コストのために生産者が手にするお金が目減りする分 また 帳簿管理の手間が増える分

「注文が増える」「収入も増える」というメリットがしっかりある必要がありました

 

今回 星のように点在するあまりにも小さな手仕事の工房をサポートしているSashaというNGOからは

「認証マークを付けるのは とてもとても無理だ 」と回答されてしまいました

 

 

シサムでは こうしたNGOの商品は コットン糸の買い付けの時のオーガニック証明書の確認だけで十分とし

商品にOCS認証マークが付けられなくとも フェアトレード生産者に仕事を提供するミッションの方を優先すべきと判断しました

そんなNGOの商品には シサムオリジナルの「自称オーガニックコットンマーク」が付いています

揶揄ではありません

考え抜いてのベストアンサーとしての マークです

ぜひ お店でこのマークも 探してみてください

 

 

背景の事情を包まずお話ししましたら こんなに長くなってしまいました

シサムの辿っている紆余曲折を お話しました

さて

シサム工房では 本当にいろいろな規模の いろいろな社会課題に取り組むフェアトレードNGOとお付き合いしています

認証関連の手続きをやりこなす人材と規模を持つNGOもあれば

先ほどの例のように 生産者グループの 単位が小さすぎて対応できないNGOもありました

 

認証は 排除の力も持っていることを知った一件でした

その怖さも十分わかったうえで それぞれの生産者にとっての「ベストアンサー」を探りながら オーガニックコットンの拡大の歩みを進めていきたいと思っています

ぜひ 応援いただければ心から嬉しく思います

シサムのフェアトレード生産者パートナー

 

~ こぼれ話 ~

 

シサムのフェアトレード商品を継続して買ってくださっていた世界的に有名な とある環境団体様から

「今後はオーガニック国際認証のある商品しか買わないことになりました」と通告されました

先述のパートナーが対象商品の生産者だったので 必死で認証取得に走り回りましたが 結果は 上の通りです

「認証」は オーガニック性を証明するための よく工夫された知恵です

ですが こうして フェアトレードで大切にしたかった小さな生産者こそ 費用や規模や教育レベルなどが壁となり

取りこぼされることがある ということを 環境団体様にもありのままにお伝えしました

先方からは 「我々もそこに課題を感じています」 とご理解のある回答いただき フェアトレードの 「板挟み感」 を共有できたことを思い出します

 

長くなりました

最後までお読みいただきありがとうございました

一筋縄ではいかない オーガニックコットンとフェアトレードのお話でした

これからも フェアトレード的バランス感覚を 考え続けていきたいと思います

人見とも子

 

#つくる責任 #つかう責任

◆コーヒーの里にみなさんの寄付を届けました!フィリピンからのメッセージをぜひご覧ください◆

シサム工房では、4月に、創業23周年を記念して、創業祭中の売上げの3%をフェアトレード生産地に寄付するというキャンペーンを行いました。
同時にSNSでも「1投稿✖100円」を寄付するキャンペーンを行ったり、店舗でお世話になっている作家さんが募金くださったり、お店に来てくださったお客様が全店のレジに設置した募金箱にお気持ちを寄せてくださったりなどなど。
本当にたくさんの方から、チカラとキモチを寄せていただきました。
寄付総額は::: 311,832円 となりました! 
本当にありがとうございました!
ㅤㅤ
寄付金をお送りしたのは、SISAM COFFEEのパートナー、フィリピンのNGO「コーディリエラ・グリーン・ネットワーク(CGN)」。
そのCGNの反町さんから、メッセージをいただきました。
ー--ー-
世界各地で新型コロナウィルスの感染拡大で苦境に立たされている生産者の皆さんがいる中で、寄付先に、CGNを選んでいただき心より感謝いたします。
先日、私たちのいるバギオ市の政府は、1000近くのビジネスがコロナの影響で閉鎖したと発表しました。人口36万人都市にとっては大きな数です。
私たちもカフェやゲストハウス(そこにコーヒー倉庫やコーヒー豆の作業場、事務所もありました)を、閉鎖せざるを得ませんでした。
ノマド(遊牧民)となって、コワーキングスペースに事務所を移動。集荷やスタッフの山への移動に持っていたジプニーも手放し、必要な度にレンタカーすることにしました。最大の難関は日本に送るシサムコーヒーを納めておくコーヒー倉庫の確保でした。
フィリピンではこの22年3月からコロナが終わった感があって、規制も大幅に緩和され、街中にあふれていた空き店舗は、スタートアップの小さなビジネスによってどんどん再開されています。物件の値段もうなぎ上りです。今年のコーヒーの収穫の不作も重なって財政的に非常に厳しい中、今の私たちにはとても毎月支払える金額ではありません。
各方面に尋ねお願いし続けても、手ごろな倉庫スペースが見つからない中、とうとう救世主が現れました。隣町のカトリック教会の神父様が救いの手を伸ばしてくれたのです。
教会の物置を、毎月定額の教会への寄付と引き換えにコーヒー倉庫として使っていいといってくださったのです。広々としたパーキングスペースもあり、教会のガードマンさんもいてセキュリティもばっちりです。本当にありがたい神父様からのオファーでした。
こうして、皆様からのご寄付を、またまた教会にご寄付することで倉庫を確保でき、倉庫に必要な除湿器やパレット(中古)と呼ばれる豆を置く台を購入しました。そして、今まで置く場所がなく集荷できていなかったコーヒー豆を、急ピッチで集荷し始めています。
使途が厳しく限定されている助成金ではこういった用途にお金を使うことはできず、皆様からのご寄付であるからこそ、いま私たちが最も必要としているこうしたことに使わせていただくことができました。
皆様のご寄付は、私たちのNGOを通して300名を越えるSISAM COFFEEを生産してくれているコーヒー農家さんのサポートにつながっています。
どんなときにも、どんなに小さくても、世界の片隅で必死に日々を生きている人たちの暮らしに想像を巡らせて、誰もがしあわせになるお買い物とサポートを、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
CGN 反町眞理子
ー--ー--
以下、スナップをお楽しみください。
↑カフェを閉鎖したため、CGN&Kapi Tako Social Enterprise (CGNのコーヒーマーケティング部門)は、現在3人でフル稼働中。

↑さよなら、CGNジプニー。昨年2月の乾燥資材運搬のときのスナップ。

↑ちょうど1年前の愛車ジプニーの最後のトリップでも、道中で致命的な故障。
かなりポンコツでした。おつかれさま!

↑ノマドゆえ、インターンさんに助けられての出店で、ローカルコーヒーのプロモーションをバギオ市でも継続中。

↑倉庫が見つかる前までは、コワーキング内の事務所が、コーヒー豆の仮置き場でした。

↑この教会の地下が一室を、神父様に提供いただきました。

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みなさんのご寄付が、こうして現地にて、大きな力になっていることに胸が熱くなります。
本当に、ご協力ありがとうございました!
そして、フィリピンの現場であの手この手で、農家の生き残りにかけて奮闘してくださっているCGNのみなさん、ありがとうございます!
 
シサム工房 人見

◆Fashion Revolution Day 2022◆

WHO MADE MY CLOTHES?
わたしたちが暮らす地球と、
人への配慮を忘れないように、
私たち1人ひとりに何ができるのか想いを馳せて、
アクションを起こそうという
世界的なムーブメントが
ファッションレボリューション※です。
※ファッションレボリューション
2013年4月24日、バングラデシュの
「ラナ・プラザ」ビルが崩壊し、
そこで働いていた1100名を超える
衣料労働者が亡くなりました。
当時の労働環境や作り手の人権問題が明らかになって、
この事故をきっかけに、
人々はファッションの裏側にある世界へ
目を向け始めることに。
衣料生産の現場で働く人々の労働環境に目を向けて、
適正な賃金が払われているかを訴える、
世界規模のムーブメントが
ファッションレボリューションです。
事故のあった4月24日は、
「ファッションレボリューションデイ」とされて、
毎年、世界各地で多くの人が声をあげています。
シサム工房も、
フェアトレードファッションを販売している会社として、
ファッションレボリューションに賛同します。
「どこで、誰が、どんな風に作っているの?」
普段着ている服のうしろにあるものを想像する、
この投稿がそんな機会になったらうれしいです。
今年のファッションレボリューションウィークは
4月18日から24日までの1週間です。
みなさまも気軽に #IMadeYourClothes, #ClimateJustice #LetsDoItFair をつけて発信してみませんか?
と一緒にシサム工房は、
ファッション業界の健全化に取り組み続けます。
シサム工房
#IMadeYourClothes, #ClimateJustice #LetsDoItFair

◆「世界のみんながしあわせになるコーヒー」 寄付の使い道 ビデオレポート vol.1公開しました◆

【コーヒーの皮むき器を村に届けました!】
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寄付の使い道 ビデオレポート vol.1 【コーヒーの皮むき器を村に届けました!】→ ビデオへ
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「農家を重労働から解放!ローテク機材を贈ってフェアトレードのコーヒー作りを支えよう!」と呼びかけたクラウドファンディング
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集まった寄付が、なににどのように現地で使われているのか、現地からビデオレポートでお届けします!
ぜひ、短いビデオですので、ご覧いただけると幸いです
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※クラウドファンディングは2022年1月7日まで実施し、おかげさまで目標金額の2,650,000円を超える2,718,157円のサポートをいただきました。
開発途上国の小さなコーヒー農家の応援に共感する方であれば、どなたでも参加できます。
コーヒー生産地の現地からの情報発信や、日本でのフェアトレードコーヒーの販売関係の情報交換など、あたたかく緩やかなつながりができればと思います
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クラウドファンディングは、
●フィリピンの環境NGO コーディリエラ・グリーン・ネットワーク(CGN)と
●京都発のフェアトレードカンパニー シサム工房 が
SPINというクラウドファンディングプラットフォームを使用して2021年に行い、たくさんの皆様の協力を得て、目標達成いたしました。
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たくさんの方のご協力ありがとうございました!
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ビデオレポートの続編も どうぞお楽しみに!

◆世界フェアトレード連盟(WFTO)の監査がありました◆

コーヒーの生産地でも、世界フェアトレード連盟(WFTO)の監査が行われました!

コロナで延期に次ぐ延期だったのですが、

山岳民族の農家さんとともに美味しいコーヒー豆を届けてくれている環境NGO

「コーディリエラ・グリーン・ネットワーク(CGN)」に、WFTOの監査人がやっと行くことができました。

監査と聞くと、緊張感あふれる現場を想像してしまいますが、生産者のリアルに寄り添う大切な時間です。

バックグラウンドが国や地域によってさまざまな中で、フェアトレードの基準を設け、評価していく行程は、本当に大変なこと。ㅤ

詳細はぜひ、SISAM COFFEEだよりの22年3月号をご覧ください。

◆「世界のみんながしあわせになるコーヒー」クラウドファンディング開始!◆

シサム工房では、本日、コーヒー農家さんを応援するクラウドファンディングを立ち上げました。

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フィリピンのパートナーCGN*と協力し、

農家にコーヒーの加工機材を贈るため、

「世界のみんながしあわせになるコーヒー」と

名付けたクラウドファンディングを、始めます!

 

コーヒーは年に1度、赤い実を結びます。

一粒ずつ摘み取り、皮をむき、発酵させ、乾燥させ、硬い殻をむき、

一粒ずつ手で悪い豆を取り除き、

初めて輸出できる生豆となります。

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その長い長い加工プロセスをきちんとしないと、

おいしいコーヒーにはなりません。

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海外の大規模コーヒー産地では、赤い実のままで、大きな工場に持って行き、

一気に機械で加工しています。

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しかし、シサムコーヒーを作ってくれている

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山に住む小さなコーヒー農家の多くは、

必要な機材をまったく持っておらず、、、

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なんと! 臼と杵という、お米用の道具を使って

皮むきや殻むきを行っています。

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100%腕力です。

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映像はこちらから➡ Coffee Pounding

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このところようやく、コーヒーの実る量が増えてきました。

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でも、あまりにこの臼と杵による作業が果てしなく大変なため、

やり切れないとコーヒー自体をあきらめる人も出てきています。

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森をばっさり拓いて、ニンジンなどの短期収入作物に乗り換える人が続出しています。

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森を守りつつ育てられるコーヒーの有用性は分かっていても、

フィリピン政府のサポートも、ここまで山奥のコーヒー農家には届いていません。

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農家さんと一緒に、斜面に這いつくばるように植林をし、

少しずつ実ったコーヒーを買い取っては、家計をサポートしてきた

CGNの15年間の努力の積み重ねが、

このままでは無駄になってしまう……。

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そこで!村の背中をぐっと押すために、

このプロジェクトで目指すこと

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↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

ベンゲット州のコーヒー農家団体を対象に、赤い皮や殻の除去、乾燥に必要な手動の機材を支給します。

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目標金額は9月までのフェーズ1で130万円、フェーズ2で135万円の合計265万円です!

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みなさまのサポートをどうぞよろしくお願いいたします。

 

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サポートの方法 4案

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

 

① サイトに飛んで、寄付をしていただく  社会課題に取り組むSPINさんのサイトにお世話になります。 50円から支援できます。

② こちらのFacebook記事に「コメント」をひとこと書く 

③ 一言とともに、その記事を「シェア」する

④ シサムコーヒーを飲む ➡ 100g売れるたびに、20円を寄付に回します!

         https://bit.ly/3wTmUNb

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

②について➡ Facebook記事の下に直接、

短くてもいいので「コメント」を書き込んでください!

がんばってください^^。だけでも嬉しく思います。

③について ➡ これも短くてもいいので、「一言」とともに「シェア」ください!

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★「コメント」や「シェア」は、SNSのアルゴリズムの兼ね合いで

ネット上で注目されるために、大きなサポートになります!

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どうぞ、よろしくお願いいたします。

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★プロジェクト「世界のみんながしあわせになるコーヒー」紹介ページ&寄付できるサイト

シサムコーヒーの通販サイト

★プレスリリース https://bit.ly/2UKYVCi

 

ご取材お待ちしております。info@sisam.jp

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まず3か月、今年の収穫の加工に間に合うよう、スタート致します!
どうぞ、みなさまのあたたかいサポートをぜひともお願いいたします!

 

シサム工房
コーヒークラファンチーム
人見とも子

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*<CGN=コーディリエラ・グリーン・ネットワークについて>

CGNは2005年から、フィリピン・ルソン島北部山岳地方で、森林破壊を防ぐためのアグロフォレストリー(森林農法)事業を継続しています。先住民族のコミュニティに、コーヒーの苗木と、一緒に植えるシェイドツリーの苗木を配布し、植え方、育て方、収穫の仕方を指導してきました。今までに植えたコーヒーノキは16万本(シェイドツリーを足すと100万本!)にもなります。収穫し生豆の状態に加工したコーヒーを、2013年から、シサム工房に輸出してくれています。

◆祝!シサム工房 WFTOの正式メンバーになりました!◆


ついに、シサム工房がWFTOの正式メンバーに加わりました!

WFTO(World Fair Trade Organization「世界フェアトレード連盟」)は、
世界中のフェアトレード組織が集う国際的なネットワークです。

10のフェアトレード基準をしっかりと守っていることが加入のスタートラインです。

おもえば2020年の秋からはじまった長い道のり。

 

WFTOオランダ本部との膨大なレポートのやりとり。
監査人による、連日のオンライン監査や、社内スタッフへの個別インタビュー。

正直、終わりの見えない課題の波に心が折れそうになることもありました。

ですが、世界が困難にある時代だからこそ
「フェアトレードを続けていく」決意を、今回の挑戦に込めてまいりました。

私たちのように京都の片隅にいる小さな会社にとって、
この一歩を踏み出せたことは、大きな大きな意味があります。

フェアトレードの国際的なネットワークに入ったことで、
世界規模のフェアトレード情報も、交流の幅も広がっていきます。

それを、日本の社会に還元していく役割も、大切に果たして行きます。

そして、生産者へのサポートをより充実させていく覚悟と責任を担いながら、
時代の大きなうねりに負けず、ともに力強く生きてまいります。

改めまして、みなさま、
いつも応援いただき、本当にありがとうございます。

より責任のある立場へと踏み出したシサム工房に
一層の期待を寄せていただきますとともに、
さらなるご指導と応援をいただけましたら幸いです。

シサム工房 副代表
人見とも子

より詳しい記事はこちら

◆コーヒー農家さん応援企画 パルパーチャレンジ!◆

 

フィリピン北部の山岳地帯で、
ひとつひとつ手作業で摘み取られたコーヒーチェリー。

ここから品質の決め手となる「精製」をおこなうのですが、
この果肉を除去する機材(パルパー)が不足しています。

いまだに小さな農家は「臼と杵」を使い、果肉を除去していっているそうです。

重労働な上に手作業では追い付かず、労力にも見合わず
中には大切に大切に育ててきたコーヒー収穫を諦めてしまう農家も。

そして今、そこに追い打ちをかけるようにパンデミックの深刻な影響も出てきています。

フィリピン山岳地帯で生きる人々が懸命に続けてきたコーヒー栽培を
終わらせないために、sisamは一つの目標を立てました。

「パルパー(果肉除去機)を、農家の人々に届ける」

SISAM COFFEEの売上の一部を、パルパー購入の資金として、使わせていただきます。

そのために、3か月で700kgの販売を目指します。
100gの販売につき、20円を購入の資金に。

これは現地にパルパーを3台届けることのできる目標になります!

さらに、寄付付き商品の販売や実店舗での募金もはじめます。

美味しい時間と交換に、生産者にエールを送るプロジェクト。

大きな大きな数字ですが、皆さんが選んでくださる美味しい一杯が、
コーヒーづくりの未来を変える一つの力になります。

この機会にぜひ、SISAM COFFEEの美味しい時間を
日常にとりいれていただけましたら幸いです。

コーヒーのお買い物ページは >こちらから<

 

お中元セットは >こちらから<

 

◆コロナと生産者レポート インド21年春 感染再爆発◆

インドでコロナの感染が、爆発しています。

1日の感染者数が10万人、20万人、30万人と、みるみるうちに増えていきました。

急遽、インドのパートナーに詳しい聞き取りをするため、電話を掛けました。

電話で伝わってくる、現場の生々しいひっ迫感。

下記に、まとめましたので、よろしければご一読ください。


 

インドレポート①
刺繍のお洋服を作ってくれているカラティマクの今は >こちら

インドレポート②
シルクショールを作ってくれているハンセン病患者のグループの今は >こちら

感染爆発を受けて、現在、いずれも生産を今お休みしています。

↑ https://www.jiji.com/jc/article?k=2021042800899&g=int より

 

さらに、
シサムコーヒーの里、フィリピンでも感染拡大が止まりません。

医療体制は限界を越え、自宅や病院の前のテントで亡くなる方が続出しています。

シサム工房がWFTO(世界フェアトレード連盟)に正式加盟するために、インドもフィリピンも現地監査を予定していた地域です。

監査は延期、延期になっておりますが、安全第一で、今はひたすら平穏な日々を待ち忍ぶ毎日です。

すでに届いている商品を、一つでも多く販売することで、次の仕入れがしっかりとできるように、シサムも半数の直営店舗を休業している状態ですが、工夫を重ねたいと思います。

みなさまのお買いものが、フェアトレードを途絶えさせない唯一の希望となっています。
ぜひ、オンラインストアも覗いていただければ幸いです。

シサム工房

◆22周年 インドのフェアトレードマスクで記念撮影◆

4月25日に、シサムは22周年を迎えました。
.
未熟な私たちを 支えてくださった、みなさま、本当にありがとうございます。
.
22周年にあたり、スタッフへの記念品を考えて、
「あ~、コロナでほんと大変だったよね。でも、一緒になんとか乗り越えたな。」
と、のちのち思い出してもらえるものを、と、考えて♪
インドから、野越え山越え やってきてくれた、フェアトレードマスクを、選びました。
.
ーーーーーーーーー
作ってくれた生産者 #カラティマク にも写真を送ろう!
となって、屋上で、新品のマスクをつけて
みなで パチリ 📷
.
おそろの マスクを指差して
.
ラリさーん!カリッドさーん!イラムちゃーん!サムソンニシャさーん! サビナさーん! アショックさーん! ディロリさーん! アフローズさーん!
.
インドでコロナで 本当に 大変なことに なっていますが、
日本の 私たちの 応援する 気持ちは、いつも 熱々ですよーーー!
.
という 気持ちを込めて、インドに この写真を 送りたいと思います。
ーーーーーーーーーーー
現在、シサムでは 4店舗を 休業しています。
2年続けて、休業店舗とともに迎える アニバーサリーだったシサムです。
22周年。
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これからも、きっとシサムは、ひたすら愚直にフェアトレードに向き合っていくでしょう。
どうぞ、みなさま、そんな私たちと、末永く お付き合い いただければ嬉しいです。
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また1年 よろしくお願い申し上げます!

◆世界フェアトレード連盟・WFTOの正式メンバーとなる監査を受けました◆

世界フェアトレード連盟・WFTOの暫定会員から⇒正式な「保証付きメンバー」になるための、監査を受けました。
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3日間の綿密な監査を受け、その内容を、徐々にレポートしてUPしております。
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WFTO加盟までのプロセスを開示することで、社会でのフェアトレードの信頼性を上げたり、
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フェアトレードへの理解を広げられたらという思いもあります。
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監査のリアルを赤裸々に綴っています。 どうぞ、ぜひご覧ください。
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レポート1号 いよいよ明日   緊張高まる      https://www.facebook.com/sisam.jp/posts/3947325098652451
レポート2号 1日目みなで自己紹介と連携プレー     https://www.facebook.com/sisam.jp/posts/3948038545247773
レポート3号 一問一答やバーチャルツアー https://www.facebook.com/sisam.jp/posts/3990404011011226
レポート 4 号 一問一答の中身とは     https://www.facebook.com/sisam.jp/posts/4010573125660981
レポート5号 スタッフインタビューや総括 https://www.facebook.com/sisam.jp/posts/4017022438349383

◆メディア掲載 JIJI.comにご取材いただきました。◆ 「森林農法のコーヒーで守るフィリピンの山の暮らし」

フィリピン在住のライターさんのち密な筆致で、
シサムのフェアトレードコーヒー・SISAM COFFEEの里の様子が余すところなく、文字にされています。
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「私たちの強みは、15年にわたる農家さんたちとの歩みです。
苗木を育てるところから、収穫や収穫後の精製まで、農家さんと一緒に試行錯誤しながら関係を築いてきました。
森林農法のコーヒーは、ビジネスツールではなく、暮らしと森を守ろうと現場で悩んだ末にたどり着いたもの。
農家さんの顔が見えるコーヒーなのだということが消費者に伝わればと思っています」
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と、現地で農家を支えるNGO・CGNの反町さん。
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コロナ禍でも、山岳民族の農家とともに、生活向上と自然との共生のポジティブなサイクルを回し続けるために奮闘している様子がよくわかります。
記事の3ページ目で、
コーヒーが日本の食卓に届くまでのシサムの果たす役割について、シサムのコーヒー奉行イケザワに
聞き取っていただきました。
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ぜひ、ご一読ください。
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時事通信社様
ライターの福田美智子様 ありがとうございました。

再生してきた森の中で、他の木々に交じって生えているコーヒーの木 (どれがコーヒーか分かりますか?)

いつもは、ヤカンで麦茶のように煮出して飲んでいるコーヒー農家さんに、日本の淹れ方でドリップし、テイスティングしていただいている様子
消費者の言う「おいしい」を知ってもらうのに、地道で大切な活動です。

◆㊗世界フェアトレード連盟のメンバーになりました◆

みなさまに、謹んでご報告申し上げます。
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この度、シサム工房は、世界フェアトレード連盟・WFTOというフェアトレードの国際ネットワークのメンバーとなりました。
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WFTOは、フェアトレードを実践する世界中の団体が
協力しながら、内容を高め合い、フェアトレードを世界に知らせ、公正な貿易の普及を行っているネットワークです。

フェアトレードが大切にする「10の基準」を策定して、
それを、「生産者」「販売者」が大事に守っている。
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そして、そのバリューを、広く世間に伝えていく。
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そんな集まりの一角をなすべく、
シサムも、仲間入りしました。
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ただ、
その「メンバーになる。」が大変でした。
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膨大な量の規約の理解と質問事項に、エビデンス付きで答えていく作業を連日連夜こなし、、、
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(私の机の上が毎日こんなことになっていました。)
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それがオランダの本部で承認され、
まず「暫定メンバー」になりました!!!
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ただ、これでは終わりません。
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次なるステージを目指します。
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暫定メンバーになった後、2年以内、そして、4年以内に達成しなくてはいけない
「フェアトレードのフェアたるゆえんの事細かな項目」
を満たして「ギャランティードメンバー」になりたいのです。
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シサム工房は20年以上フェアトレードの只中におりましたので、
60ページに渡る2年目項目、4年目項目にも、ただ今全て回答し、
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細かい補足資料を作成し、、、
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次のステップ「ギャランティードメンバー」の申請書を提出しました。
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ギャランティードメンバーは、まさに「フェアトレードの世界的お墨付きメンバー」。
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フェアトレードの10基準をしっかり満たしている保証メンバーで、客観的信頼も高い。
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「思いやりに満ちた社会をつくること」をミッションにしているシサム工房。
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この資格をフルに使って、社会的責任をより高度に果たしていきたいと思っています。
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審査と第三者監査人による監査を経て、
晴れてお墨付きをいただけた暁には、また、喜びの報告をみなさまにいち早くいたしますね。
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ヒトミトモコ

◆予告 2月11日(祝木)オンラインでネパールと繋げたファッションショー◆

シサムのネパールの生産者とオンラインでつながります!
2月11日(祝・木)15;00~フェアトレードのトーク&ファッションショーが行われます。
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オンラインで、参加無料。
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ネパールやアフリカなど、生産地をリアルタイムでつないで現地の様子をご紹介します。
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ネパールのフェアトレードNGO マハグチとのリハーサルを重ねて挑みますが、上手くいきますでしょうか!
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代表スニルさんや、ネパールのスタッフのみなが案内してくれる縫製工房を一緒に覗いてみませんか?
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工房のライブ中継を楽しんだ後は、、
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春のスタイリングを9種類、プロのモデルさんが着てくださいます。
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(事前申込いただくと、抽選でエシカルなプレゼントが当たるチャンスが)
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多数のご参加お待ちしております!
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和気あいあいのメンバーたち
シサムのお洋服は2階でカタカタ縫ってくれています。
大きな地震の被災者でもあります そして、復興の最中のコロナ禍
感染対策をして、生産を再開しています
ぜひ、ライブ中継にご参加下さい!

◆海外フェアトレードパートナーから新年のご挨拶◆

2021年がスタートましたね。

シサムと一緒にものづくりをしているフェアトレードパートナーからのメッセージをご紹介します。
笑顔溢れる写真と、新年に向けての前向きなメッセージが添えられていました。

メッセージを読み終えると、心があったかくなるような、
そしてなんだか背筋が伸びるようなそんな気持ちになりました。

■Creative Handicrafts (INDIA)

“クリエイティブハンディクラフトよりご挨拶。
ありがとうございます、そして皆様安全で!”

オフィスの1階にあるショップの前より
左から、生産統括のオパールさん、シサムとのやり取りをしてくれているフィアルさん、
中央の4人はショップスタッフ、一番右は、パタンナーのガンガーさん

■MAHAGUTHI (NEPAL)

”2021年よい休日と年越しを!
この新しい年が楽しく希望に満ちた一年でありますよう!
良い時間をお過ごしください”
心を込めて
Sunil Chitrakar,

マハグチのスタッフと、右端は代表のスニルさん

■KALATMAK (INDIA)

”2021年 新年あけましておめでとうございます。
カラティマクファミリーより、
すべてのシサムとその仲間に今年の繁栄、健康、安全祈願を送ります。”
FROM KALATMAK FAMILY,LUCKNOW

前列左から、イクラさん、ネハさん、アフサナさん(商品の仕上げや梱包作業担当)
シャムソンニシャさん(刺繍の名手)
メタブさん(商品の仕上げや梱包作業担当)
イラムさん(シサムとのやりとりすべてを担当)
後ろの男性陣は全員縫製担当。
左から、アヌーさん、とってもお茶目なアショックさん、超熟練のラフィークさん
あたたかな手書きのメッセージを書いて撮影してくれました。

■Sana Hastakala (NEPAL)

”サナ・ハスタカラ一同、シサムとその仲間皆様の新たな幸せな一年をお祈りします!!”

上段の左端の方に見覚えのある方いませんか?
商品タグに登場しているレヌーさん。
そのお隣は、モヒニさん。二人とも、編み物の達人です。
下段左から、ウパマさん、バビタさん、アニシャさん。
他スタッフは皆さん、縫製や裁断担当の方です。
それぞれに自分の担当商品を持って撮影してくれました!

■Rajlakshmi (INDIA)

Sisam Oraganicを作ってくれているラージュラクシュミのスタッフ。
去年できたばかりの新工場で撮った写真を添えて。
新しい工場、とっても綺麗です!!!

■Sasha (INDIA)

“友へ

今年は想像もつかないことが起こってしまい、

私たちは希望を失いかけていました。
しかしこれで終わってしまってはなりません。
これを新たなるステップと考えようではありませんか。
これから私たちは一歩ずつ歩みを進めていきます。
勇気を結集し、パートナーやネットワークの力を借り、コミュニティを形成し、
そして私たちが懸命に活動することにより、この星の未来を変えることができます。
そしてよりフェアで健全でたくましく、
平等な未来を私たちの次の世代にために切り開くことができるのです。”

木のお皿やカトラリー、ブロックプリントの雑貨や手織りショールを作ってくれているSashaチーム。
勇気づけられるメッセージをくれました!

■Mitra Bali (INDONESIA)

”あなたと家族、そして仲間の安全と健康を祈っています!
皆様の継続的な支援にミトラバリの生産者とスタッフを代表してお礼を申し上げます。”
PT. Mitra Bali Fair Trade

心あたたまるメッセージを胸に、
今年もフェアトレードパートナーたちとともに奮闘し、駆け抜けていきます!
今年もシサムと仲間たちをどうぞよろしくお願いします。

◆SISAM COFFEEの森から 7 「それでも植えています!コーヒーノキ」◆

「SISAM COFFEE」のコーヒー豆を届けてくれている環境NGO「コーディリエラ・グリーン・ネットワーク(CGN)」の反町さんから現地レポートの第7弾が届きました。
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フィリピンは3月半ばにロックダウンとなり、そのまま、ずっと基本ロックダウン中です。なんと8カ月。
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いま、フィリピンはどのような状況なのでしょうか。
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ぜひ、写真のリンクからご覧ください。

◆コロナと生産者状況 ◆UPDATE:シサム工房のフェアトレード生産者の今

フェアトレードを心に留めていただきありがとうございます。
シサム工房のフェアトレードパートナーたちは、アジア各国にいます。
特にインドは、感染者数が世界2位・900万人と膨大な数になっています。

(写真:ウィキペディアより 2020.11月)

(写真:職を失った出稼ぎ労働者が、一気に田舎に帰ったことで感染を押し広げました。)

3月より、シサム工房の生産者たちは、ロックダウンにより、生産も日々の暮らしも厳しく制限されました。

3月から夏にかけての全パートナーの状況は、こちらにまとめてございます。
長いレポートですが、ぜひご一読ください。




その後、季節は巡り、すっかり秋に。

WITHコロナ時代。

各国のフェアトレード生産者パートナーの様子を、最近の写真を交えてお伝えします。


 

各地、生産がストップし、空港も閉鎖。シサムへの秋冬のお洋服の入荷が遅れに遅れました。
しかし、生産者たちの必死の努力の末、なんとか、入荷をようやく終えようとしているところです。

(写真:待ちに待った入荷便が、オフィスに届いた様子)

本来7月に入荷を予定していた商品が、9月にぼちぼち、10月ぽろぽろ、モノによっては11月なってから届くとは。。
季節感が大切なアパレル業で、重大事件となりました。

(写真:届き次第、シサムスタッフ総出で荷下ろしして、大急ぎの検数検品に誠意取り組む)


 

生産者の住む町や村にも、コロナがじわじわと近づいてきています。
シサム工房の生産者の中にも、本人や家族が罹患した人がちらほら出てきています。
感染した生産者は、適切な治療や隔離を経て、順調に回復していますが、本人と家族、そして職場で動揺が起こりました。

(写真:バングラデシュの生産者DEWが、村を消毒して回る様子)


 

そしてとうとう、生産者自身の訃報も届いてしまいました。ネパールはSana Hastakala の金物職人さんで、何十年も家族同然でSanaと一緒に歩んできた方でした。私たちも親しみを持ってお付合いしていた方のまさかの訃報は、ショックで、言い現わせないほど落ち込んでいます。心からのお悔やみを申し上げたいと思います。

(写真:シサム用に、クリスマスに人気のオーナメント・星形のフリグリーを作っている故BABU KAJIさん)


● サナハスタカラ@ Nepal

丁寧な手編みのニット製品が人気のサナハスタカラ。感染対策をしながらのニット検品の様子です。町は閑古鳥が鳴き、工房の1階にあるお店も、開けたり閉めたりの繰り返しです。最近、オフィスの主要スタッフも、何名も感染してしまいましたが、順調に回復し職場に徐々に復帰しています。

 


● マハグチ @ Nepal

(写真:お洋服のアイロンと最終仕上げチーム。マスクとフェイスシールドを装着して。)

素朴なコットンのお洋服を作っているネパールのマハグチ。密を避けるため、家でできる仕事は在宅で。限られた人数で出勤し、できる仕事はなんでもカバーしあっています。オフィスの家賃を節約するため、街中のオフィス機能を郊外の縫製工房に段階的に引っ越し中です。家でできる仕事を増やすため、寄付付きマスクを、さらに1000枚追加発注しました。在宅の生産者のほか、工房に出勤してくる耳の不自由な女性たちが専門で担当して縫ってくれています。

代表スニルさんからの、波乱万丈、コロナ禍中の現場から届いたお手紙「スニルさんからの手紙」も合わせてご覧ください。


● クリエイティブ ハンディクラフト @ India


インドの港町にある巨大スラムで縫製製品を作り続けているクリエイティブハンディクラフト。4か月の生産停止中も、内部留保を切り崩したり、シサムやほかのバイヤーからの寄付を使って、生産者やスタッフに給料を支払い続けました。このところ政府による出勤人数制限が緩んできて、スラムに住む女性メンバーがミシンに向かい始めています。素材の手配も、輸出の手配も、今までになかった新しい制約がたくさんあり、一連の業務すべてが大変な苦労の上でなんとか進められています。


● カラティマク @ India 

(写真:インドの女性はショールを上手に顔に巻いてマスク代わりにする人が多いです)

美しい手刺繍が得意なカラティマク。来年の春夏の刺繍のお洋服の生産が、新しい生活様式の中で進んでいます。フェアトレードマスクも、あと2700枚作ってくれています。先に届いた2300枚も順調に日本で売れています。チカン刺繍をワンポイントで入れることで、女性の臨時収入になっています。お祭りやお祝い事がほとんど開かれない中、ギフトに人気だったチカン刺繍製品が、今インド国内で全く売れていません。25万人従事していると言われるチカン刺繍の伝統産業全体が危機に瀕してます。そんな中、シサムの寄付付きフェアトレードマスクが、緊急スポット注文となって、小さいながらカラティマクに集まる女性たちの生計を支えています。1枚のマスクにつき、150円を生産者に寄付します。刺繍のお洋服も発注量を減らすことなくオーダーを掛け、目下生産の真っ最中です。無事、日本に届きますように!


● サシャ @ India 

美しいショールや雑貨を届けてくれているサシャ。サシャのCEOであり、WFTO=国際フェアトレード連盟の会長でもある知性と美の権化、Roopaさん。「よりフェアな世の中に立て直そう!」Build Back Fairer と世界に呼びかけています。

多くの女性生産者を抱えるサシャ。コロナは女性への影響が特に色濃かったと分析しています。行き詰った経済、ステイホームで急増した家の仕事、さらに職を失って出稼ぎから帰ってきた男性たちの急増が、DVの増加につながっており、ストレスはピークを迎えていると言います。シングルマザーや障害を抱える生産者に向け、食料や衛生用品の配布しました。

サシャでは、2名の感染者が出ましたが、現在復帰しています。地域の感染はある程度コントロールされてはいますが、生産者の仕事量も受注も減っている状況です。

(写真:大型台風「アンファン」の翌日のようす)

追い打ちをかけるように襲来した5月の台風の後、被災した8つの工房の修繕や、生産者70名に生活物資の提供を行いました。

(写真:コロナ前と後の生活をレポートさせていただいたSashaのお二人。
このお二人にスポットを当てた記事も、ぜひご一読ください。)

 


● MESH @ India 

(写真:ハンセン病患者とその家族が暮らすLittle Flowerという施設にて。)

美しいシルクショールを手織りしているハンセン病患者やその家族のサポートグループMESH。ステイホームが長引き、コロナ患者も複数出て、さらに、大雨でひどい洪水が起きるという苦しい状況です。洪水で自給用の畑は浸水し、敷地に閉じ込められた生産者たちは、織物工房内に残っていた糸を全て布に織り上げて、当てもないまま糸を使ってしまいました。手を動かしていないといられなかったと言います。今後在庫が一枚でも売れていくことが願いです。シサムにも、もうすぐ新商品が到着します。(コロナで空の便も混乱していて、手違いでひと箱アメリカに誤配され、ただ今取り返す手続きの真っ最中です。)

MESHのショールと、現地の紹介をしたコラムをUPしました。ぜひ、そちらもご覧ください。


● ノアズアーク @ India 

(写真:入口での検温の様子)

鉄や木の雑貨を作っているノアズアーク。以前から海外からの注文が減っていたところへのコロナ禍で、経営的に厳しい状態です。ノアズアークのある北インドモラダバードでは、3か月の完全ロックダウンの後は、30%の人数でしか工場を開く許可が下りず、9月からようやく感染対策が採れている工場から徐々に100%出勤が許可されていっています。みなが工場に出て来れるよう、様々な感染対策を採りながら仕事を再開しています。

(写真:すみずみまで消毒も念入りに。工場の入口。)

感染対策の一例は、①赤外線での検温は日に2度行い、記録をつける。②接触追跡ができるように行動記録を維持。③敷地に入ってくる入荷品は全て毎日消毒。④マスク、手袋、フェイスシールドといった個人用防具用品(PPE)を提供。

(写真:工場に入荷するものの消毒を徹底)

(写真:木工製品の作業風景。フェイスシールドとマスク、手袋を付けて。)

代表のサミュエルさんからシサム工房に届いた手紙をご紹介します。

「ノアズアークでは、ロックダウン中に誰一人解雇することはなく、給料も満額で支払い続けました。また、他で解雇された何人かの職人を新たに雇い入れられたことを誇りに思います。
ノアズアークの使命は「低所得の職人が貧困のサイクルを断ち切る力を与えること」。これからも”People First”=”何を置いても人を第一に大切に”、とぶれずに行動していきます。
この苦境の中でも、注文を掛け続けることでサポートしてくださるみなさんに心から感謝します。」

ノアズアークの商品は、こちらからご覧ください。


● DEW @ Bangladesh 

かご雑貨を作ってくれているDEWのあるバングラデシュでもロックダウンが長引き、ローカルマーケットでの販売も、輸出も低迷しています。販売を途切らせないため、ネット販売を始めようと、目下作業を進めています。

シサム工房からの緊急寄付10万円と他からの寄付を使って、以下のことができたと報告がきました。

①オーガニックコットンのマスクを生産者に配布。②感染したオフィススタッフの救援 ③簡易手洗いタンクと石けんの配布 ④村や家の消毒 ⑤手洗いの講習 ⑥オフィス家賃の1か月分の支払い ⑦検品担当スタッフの2か月分の給与の支払い ⑧オンラインストアの開設準備

(写真:ムスリム国バングラデシュでは、女性への講習は女性が行わないと、村の中で摩擦が起こりますので、その辺りも地元NGOならではのさすがの気配り)

DEWの商品は、こちらからご覧ください。


● コーディリエラグリーンネットワーク CGN @ the Philippines 

(写真:ロックダウンを掻いくぐってコーヒーの乾燥を敢行!)

SISAM COFFEEを届けてくれているCGNでも、3月17日からのロックダウンで大変不自由な生活に突然入りました。多少の公的支援が住民にあった最初の2か月が過ぎ、あとは自力で生き延びるしかなくなったフィリピンの人たちは、今日も生き残りをかけて必死です。普段なら、この時期、トラックで村々を巡り、コーヒー豆を農家から買い取って、最終乾燥をさせ、豆の選別をして、コンテナに詰めてシサムに出荷という作業を大急ぎでしているはずの時期。山の中の生産者たちも、町で閉じ込められたスタッフたちも、工夫と苦労を重ねて、最良の状態で豆を届けるべく奮闘してくれました。

(写真:フィジカルディスタンスを守りながら営業を続ける市場。FB「Baguio City Yesterday and Today」より)

CGN創設者の反町さんが、とても詳しいコラムを、6つのストーリーに分けて書いてくださいました。

本当に深くて、それでいてちょっとくすっと笑ってしまうような筆致のコラムです。ぜひ、一話ずつ、お楽しみいただければと思います。

SISAM COFFEEの森から 1:「コーヒーの花」
SISAM COFFEEの森から 2:「森と村の本当の豊かさ」
SISAM COFFEEの森から 3:「コーヒー豆選別のリモートワーク」
SISAM COFFEEの森から 4:「最初にコーヒーを植えたのは15年前」
SISAM COFFEEの森から 5:「ローカルコーヒー・オンラインショップ狂騒曲!」
SISAM COFFEEの森から 6:「ロックダウンから5か月。コーヒー農家さんたちの声」

今年も、たくさんの台風が現地を襲い、コンテナ船の出荷も大変でした。すったもんだありましたが、ひとまず日本に向けて、今期の豆がとうとう出航しました!
その辺りも続編のコラムで書いてくださいます。どうぞ、お楽しみにしてください。

SISAM COFFEEのお歳暮や通販はこちらから。


● CCAP @ the Philippines 

ランプや手編みのつづらなどを届けてくれている、20年来のシサムのパートナーCCAP。国内に点在する24の生産者グループをコロナ禍の中、必死で支え続けています。移動ができず、素材も手に入りにくい中、現地デザイナーと村々の生産者たちとが工夫して、新しい商品もひねり出し、秋冬の新商品カタログを先日リリースするなど、前に進んでいます。シサム工房を含め、各国のパートナーからの寄付を使って、医薬品の他、食料の足しになるようにと、野菜の種やひよこを配布するなど、生産者たちの生活再建のための活動も地道に行っています。

(写真:新しいカタログをなんとか完成させました。)

CCAPの商品コレクションはこちらから。


● ミトラバリ @  Indonesia

(写真: バリにあるショップの様子)

世界中の人に人気だった観光地バリで活躍していたミトラバリですが、パンデミック以後、ぱったりと観光客が島からいなくなってしまいました。もともと、お土産産業からひどい扱いをされていた職人たちの保護育成がメインの活動だったミトラバリでは、観光業が崩壊した今、その生産者たちは未曾有の不景気に見舞われています。

海外への輸出や、外からの観光客への販売が頼りだったミトラバリでは、ガレージセールと称して、地元インドネシアの人に向けてスタイリッシュな焼きもののお皿など、大量の在庫を販売してみたところ、思いのほか好評で、今、国内市場に活路を模索している最中です。国内人口が3億人いるではないか!と、今回改めて見直し、首都圏で販売してみたりと新しい可能性にチャレンジしています。

シサム工房には、リサイクルガラスやシルバーを使った美しいアクセサリーを届けてくれています。細かい職人技のアイテムを、ぜひご覧ください。


以上、シサム工房の海外フェアトレードパートナーのその後をご報告いたしました。

シサム工房でも、現地の訪問が全くできなくなり、モノづくりが難しくなってしまいました。
入荷の大幅な遅れによる、販売機会の喪失にも大きなダメージを受けています。

それでも、知恵を絞って前に進もうとし、一番脆弱な生産者を一番に思って活動している現地のパートナーたちのストーリーは、武勇伝そのもので、聞けば聞くほどこちらも頑張らねば!とエネルギーをもらっています。

また、各パートナーの逼迫した事態を受け、シサム工房より「コロナ緊急寄付」を各団体に送金しました。
別途、詳しい内訳やその使い道をお知らせいたします。

皆さまも、日々、不安や不便を感じながらも、新しい工夫ややり方で、日々を乗り切ったり、新しい楽しみを見つけたりもしておられることと思います。
いつもシサム工房やつながるフェアトレード生産者たちを支えてくださり本当にありがとうございます。

フェアトレードが元気であることが、社会をもっと思いやりに満ちたものにすることを信じて、事業を継続することに集中していきたいと思います。

ぜひ、引き続き温かいご愛顧を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

シサム工房
代表
水野泰平

副代表
人見とも子

◆コーヒー200kg 消費チャレンジ 結果発表◆

10月に挑戦しましたsisam coffee 200kg販売チャレンジ!

コロナで大変になった農家さんたちに、次の注文をしっかり出せるようにと、全社で取り組みました。

結果はなんと…

243kg達成!   生豆の販売を含むと293kg!

皆さま、本当にありがとうございました!

このチャレンジをきっかけに、フェアトレードコーヒーのこと、コーヒー農家さんのことを少しでも知っていただけたことが、何よりも嬉しいです!

引き続き今後も皆さまにsisam coffeeの魅力をお伝えしてまいります。

これからもどうぞよろしくお願いします。

◆コロナと生産者状況 ◆UPDATE 東インド・サシャより

みなさま、いつもフェアトレードのこと、フェアトレードの生産者のこと、心に留めてくださりありがとうございます。

現地の生産者の状況を、引き続きUPDATE情報としてお伝えして参ります。

3月のコロナ発端期から数か月の様子は、こちらに、まとめております。合わせてご一読くださいませ。

新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかからない状況のインド。

経済崩壊を避けるため、感染状況に合わせ、地域ごとにロックダウンを段階的に解除しつつあります。

シサム工房のパートナーたちが、どんな暮らしを送っているのか、レポートします。

 

◆◆◆◆ ◆◆◆ ◆◆◆◆◆◆

 

今回は、コロナの渦中のお二人の女性を紹介します。

お二人とも、インド東部のフェアトレードNGO「サシャ」の生産者です。

 

①サンジュクタ・スワインさんと子どもたち

サンジュクタさんは、15年以上サシャの支援のもとビジネスを続け、とてもうまくいっていた女性でした。

クリエイティブでビジネスのセンスも良い彼女は、ヤシの繊維を使った製品の工場を、なんとまだ10代のころに自分の村で立ち上げ、村の20人もの女性たちに働き口を提供し続けてきました。

しかし、今回のパンデミックで、輸出の注文がぱったりと途絶え、観光客に人気があった地元の市場も閉鎖。一切の売る術を無くしました。

特に観光客の戻りは全く見通しが立たず、影響が長期化しそうです。

夫が家庭を捨て、一人で13歳と5歳の2人の子どもを育てています。

サンジュクタさんの工場で働く女性たちの多くは、彼女と同じように家庭に厳しい事情を抱えています。

インドという圧倒的に男性優位な社会の中で、女性であり、幼い子たちの母であり、家計を支える稼ぎ手である彼女たちのような人々にとって、今回の「大失業時代」に、女性たちは財政的にも精神的にも二重の負荷がのしかかっています。

 

②モイナ・バルさん

コルカタのミドナプルにあるサシャの縫製グループであるコーラガート経済福祉社会団体(SEWS)で働くモイナ・パルさん。

寝たきりの夫と10代の子供と暮らし、彼女の稼ぎが唯一の生活の糧となっているので、縫製の仕事の他に家でも副業をして生活費の足しにしています。

ロックダウンで工場が閉鎖し、経済活動がストップ。

サシャからの補償金は受け取っているものの、いつ収入が底をつくか分からない状況で、医療費、教育費、家賃の支払いに不安を募らせています。

彼女のように一家の大黒柱でありながら、家族の世話もこなす女性たちにとって、コロナ禍は非常に厳しい状況だと言います。

◆◆◆◆ ◆◆◆ ◆◆◆◆◆◆

最後に

その後サシャでは、感染を広げないために「新しい日常」の生活様式を守りながら、徐々に生産を再開しています。

どうぞ、みなさま、お買い物を通してサンジュクタさんやモイナさんの生活再建を応援ください。

> サシャの商品を集めたページ

◆なんばCITY店イベント 作り手と”わ”になる店内ツアー◆10月6,7,10日 無事終了

「シサムコウボウなんばCITY店 8周年 サンクスフェア -Circle- ≪作り手と”わ”になる店内ツアー≫」

おかげさまで、10/5(月)にシサムコウボウなんばCITY店が8周年を迎えます

8周年の感謝の気持ちを込めた、サンクスフェア中に
商品部スタッフがなんばCITY店に出張しフェアトレードの物語を聞いて頂ける「店内ツアー」を開催致します♩

作り手と”わ”になる店内ツアー

場所:シサムコウボウなんばCITY店

10月6日(火)11:00~11:45       (コンダクター:シサム工房オーガニックコットンニットデザイナー)(残席1)
10月6日(火)13:00~13:45  (コンダクター:シサム工房オーガニックコットンニットデザイナー)(好評につき追加枠です)


10月7日(水)①13:00~13:45  (コンダクター:シサム工房レディース布帛デザイナー)
(満席)
10月7日(水)②15:00~15:45     (コンダクター:シサム工房レディース布帛デザイナー)

10月10(土)①11:00~11:45  (コンダクター:シサム工房副代表人見とも子)(残席1)
10月10(土)②13:30~14:15       (コンダクター:シサム工房副代表人見とも子)(満席)
10月10(土)③15:45~16:30  (コンダクター:シサム工房副代表人見とも子)(好評につき追加枠です)

各回定員:4名(ご予約制) 参加費:無料

ご予約・お問い合わせ:
①お電話にて:シサムコウボウなんばCITY店 TEL06-6649-3957
②店頭にて:シサムコウボウなんばCITY店でスタッフまでお問い合わせください。

シサムのフェアトレードアイテムの、デザインのこだわりポイントやどんな風景の中、どんな生産者が手掛けているのか…

また、コロナの影響を大きく受けたフェアトレードの現場で現地NGOや、生産者がどのように道を開いてきているのか。

日々、生産者と直接やりとりをしながら、デザインを手掛けている商品部スタッフがコンダクターになり、店内を一緒に巡りながらお話させて頂くツアーです!

生産地の風景や文化、出張時のエピソードも交えつつなんばのお店に居ながらも、インドやネパールの作り手を訪ねて旅するような…

皆さまとフェアトレードの作り手が、まぁるく繋がるそんな機会になりますように♩

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◆コロナと生産者状況 ◆UPDATE ネパールのスニルさんからの手紙

毎年たくさんの素敵な衣料やアクセサリーを届けてくれる
ネパールのフェアトレードNGO 「Mahaguthi マハグチ」。

代表のスニルさんより、日本の私たちに お手紙が届きました。

このコロナ禍で、彼らがどのような 苦労や課題を乗り越えて、
私たちのもとに 服を届けてくれているのかが リアルに綴られています。

マハグチのアイテムを 愛用してくださっているたくさんの方に
読んでいただきたいお手紙です

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「日本のみなさん、こんにちは。

いつも私たちマハグチの商品を使ってくださり、本当にありがとうございます。

ここで、私たちのコロナウイルスとの数か月をお話したいと思います。」

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工房に出勤するだけで、「ゲリラ戦」です。とのこと。

現地では、一体なにが起こっているのでしょう。

続きは、写真か、>>こちら<<をクリックして、ご一読ください。

Mahaguthi(マハグチ)のアイテムは>> こちら <<

◆終了 間近!!全国のフェアトレードショップと一緒にクラウドファンディングに挑戦!◆~8月16日(日)

フェアトレードがピンチだ!!!となってから、早 数か月。

コロナで、ピンチなフェアトレードを
なんとか、アフターコロナにも残したい!

と、日本全国の46のフェアトレードショップさんと一緒に、「フェアトレード未来チケット」と題して クラウドファンディングを立ち上げました。

コロナで、大慌ての、大弱りになったあのころから、あっぷあっぷしながら、

今日まで、積み木をひとつひとつ積むように形にしてきました。


” A friend in need is a friend indeed.”

ピンチの時の友こそ真の友

とは、よく言ったものです。

フェアトレードのお店が全国にこんなにもいっぱいあることを喜び合いながら、これからも、このご縁をより強めて、みなさんと一緒に、「思いやりに満ちた社会」を創っていきたいと思います。


「 チケットの購入による 応援 」は、プロジェクトページから。

どうぞ、いろんなお店への購入応援、ギフト利用、記事の拡散などなど、このプロジェクトと一緒に走ってくださると、本当にうれしいです!

では、みなさん、シサムとその仲間たちの新しい挑戦。どうぞどうぞ、熱い応援よろしくお願いします!

シサム工房
ヒトミトモコ

拡散の際は、
フェアトレード未来チケット のハッシュタグもぜひつけてくださいませ。

◆フェアトレード現地パートナーの状況について◆7月28日更新

queuing

新型コロナウイルスの影響が全世界に広がる中、

シサム工房のフェアトレードパートナーに対しても

ご心配をいただき本当にありがとうございます。

現在、パートナーの多くは生産を停止せざるを得ない状態です。

各パートナーの概要をまとめました。

確実に、歴史に残る今回のパンデミック。

「フェアトレードの現場」をどう支えられるのか。

皆さまと力を合わせて、明日への一歩を歩みたいと願っています。

フェアトレードでつながる未来を一緒に創れるよう、お力を貸してください。

◆シサム工房のパートナー◆

*写真は、コロナ禍前の様子です。


3月24日から始まった厳しいロックダウン。5月中旬に一度だけ緩和されましたが、感染が拡大し、数日でまた非常に厳しい移動制限が出てしまいました。外出は早朝2時間だけの食料調達のみ。かつ、政府からのサポートや情報が乏しい中、学校、一般商店、企業、行政機関も閉まり、人々の不安が増しています。6月15日から緩和第一弾として封鎖が緩められ、オフィスの50%の人数が出勤可能になっています。(6月21日更新)
7月22日にロックダウンが引き揚げられ、ようやく往来が自由になりました。しかし、経済的被害は甚大で、感染への恐れが残るなか、再興の兆しは乏しい状態です。(7月28日更新)

● Sana Hastakala :::(3、4月の記録)オフィス・ショップ共に閉鎖。オフィススタッフはできることが限られる中、テレワークを実行。編み物の生産者は自宅にて材料の限りで生産継続。ロックダウン前に秋冬商品の材料は配布が完了していたため、注文の90%まで家でこつこつと進めました。各自やりくりをし、極限状況の生産者はいません。オフィスに行かない限り、現在止まっている3、4月分の給与の支払いができないため、せめて一名オフィスに行って送金作業をする許可が出るか、オンライン送金のシステムが整えられることを願っている、という状況です。

(5月19日更新)一旦、外出制限が緩和され、サナから各生産者への送金を完了しました。しかし、行動規制の緩和によりまた感染者が増え、より厳しい外出制限が出てしまい、5月分の支払いの実行手段がまた断たれてしまいました。

(5月31日更新)6月30日まで空港閉鎖延長が決定し、もし再開しても運輸の混雑が予想され、シサムへの入荷が危ぶまれます。季節に合った商品をお客様に販売できないことでの長期的なインパクトを心配しています。5月分の給与の支払いも無事実行できたと報告をもらっています。

(6月21日更新)実は、3月、政府によるロックダウン決定に伴って、すべての経済活動が止まったSanaから資金繰りのSOSがシサム工に届き、秋冬商品の前払いを実行しました。シサムにとっても、入荷の見通しがつかないものへの見込み払いであり、かつSanaは物量が多くかなり大きな額でしたが即時決行しました(3月末)。それを原資に、収入が途絶えた中でも生産者への支払いを続けられたとのことです。6月現在、秋冬商品の入荷はまだ見通しが立っていませんが、現地でできる限りのことをしてくれています。20年来のパートナー同士、お互い離れた場所ですが「お互い最大できること」をやっていこう!と言って、励まし合っています。

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● Mahaguthi :::(3、4月の記録)オフィス・ショップ共に閉鎖。オフィススタッフはテレワーク中。自宅にミシンのある生産者は材料の限りで生産継続。少しでも仕事を作り、世界的なマスク不足に応えるため、シサムのお洋服の余り布でマスクを縫う計画ですが、布を取りに行く車両運転許可書がなかなか取れず、計画が進んでいません。また、縫製がうまく進んでも、ロックダウンが解除されない限り、飛行機が飛ばず、日本に届く目途が立っていません。

(5月19日更新)数日間の緩和の間に、主要メンバーでごく少量の布を家庭に配布できました。少しですが、家でできる仕事を確保できたメンバーができました。

(5月31日更新)25日に、車両運転許可が下りました! 生産者の送迎ができると期待したものの、工場に集まっての縫製作業は許可されず、自宅にミシンのある生産者に布を配布して仕事を割り振っている状態です。

(6月21日更新)マスクを作ってくれている様子が届きました!マスク担当者専用の真新しいエプロン、アームカバー、マスクに、キャップのフル装備のいで立ちです。なにより、少ない人数ですが、顔なじみの皆が工房に戻っていることに涙が出そうになりました。国際便が再開次第、このマスクもやって来ます!

(7月28日更新)7月22日やっと、ロックダウンが解除されました。まだ交通も制限があり、不自由ですが、かいくぐりながらシサムの秋冬商品の生産のラストスパートをかけてくれています。収入が激減したことで、少しでも節約しようと、オフィスを郊外に移すことを計画中です。ついに、マスク届きました!


3月25日から非常に厳しいロックダウンが繰り返されています。感染が拡大しているにも関わらず経済の悪化に耐え切れず6月1日より、地域を厳格に分けて徐々に緩和されています。シサムのパートナーのいる人口密集地は感染拡大地域:「Red zone」に当たり厳しい行動制限が続く見込みです。

インドの人口の90%は、社会保障から外れた日雇いなどで暮らしており、日々の収入が断たれたことで社会不安と貧窮が極まってきています。

● Creative Handicrafts :::(3,4月の記録)オフィス・ショップ共に閉鎖。完全生産停止。オフィススタッフはテレワーク。休業中も生産者への賃金の支払いを行っています。先行きは見えませんが、資金の続く限り続ける方針を採っています。特にクリエイティブの活動するスラム地域では住民の貯蓄が非常に乏しいため、困窮者を対象に食料パックを配布しています。食料配給など命に係わる活動以外は、制限が極めて厳しく、家にミシンを持っている生産者もいないため、生産については手詰まりの状況です。長引けば社会で最も貧しい層への影響が深刻化することは確実の見通しです。

(5月31日更新)ロックダウンが2か月と長期化し、食料パックの配布を続けています。クリエイティブの生産者の夫たちは、建設現場での肉体労働者や日銭を稼いでいたリクシャ運転手などです。一切の稼ぎが入らなくなり家庭の経済状態は悪化の一途を辿っています。

(6月3日更新)管轄政府より、全体の10%までの人員の就労許可が下りました。10人~15人で、出来る限りの生産やサンプル作りなど、安心安全に最大の注意を払いながら、収入につながる仕事を始めています。

(6月21日更新)大きな進展なし。依然、大多数の女性生産者たちは生産活動ができず、細々とサンプル担当者やオフィススタッフのみで、次への「種まき」の活動を進めています。

(7月28日更新)来年の秋冬商品の開発、そして、今年の秋冬商品の入荷で、日々京都のシサムとクリエイティブとの間でやり取りをしています。感染拡大が止まらず、とうとう、世界で3番目に感染者が多い国となってしまいました。コロナでなく経済で死者が出ないよう、国として安全に最大限気を付けてじわじわと経済活動を再開している状況です。

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● Kalatmak :::(3,4月の記録)ロックダウン開始と同時に一時閉鎖していましたが、緊急生産許可を政府より取り付け、衛生用品の縫製を始めています。公共交通機関が動かない中、特別移動許可書を携行して、徒歩、自転車、スクーターで出勤し、感染防止の安全基準を守りながら4月8日よりマスクの試作など最小限の人数で活動しています。完成したマスクは、ラクノーの貧困地域に無料配布し、日本向けにも空港が再開次第発送します。

(4月26日更新)朝6時からと夜6時からそれぞれ2時間ずつ、食料調達にのみ外出が許されています。市内と村々をつなぐ幹線道路は封鎖され、警察の厳しい監視下にあります。Kalatmakでは、ロックダウン直前に生産者たちにひとまずの生活費を渡して村に帰しました。活動再開後も、ほとんどの生産者は、2時間の間に徒歩で自宅と工房を行き来することはできず、出勤できていません。現在、近隣在住のミシン担当Annuさん、生産全般担当Eramちゃん、検品・刺繍担当Methabさん、パッキングとなんでも担当Ahmedさん、生産統括Khalidさんの5名が工房に出入りしています。普段、弱音を吐かない大男のKhalidさんが、活気に溢れていた愛する町が、静まりかえっているいる現実に、胸がつぶれそうだと話してくれました。

*町の様子。赤丸のところが、Kalatmakの仕事場。人と車と物売りでごった返していた道も人影すらなく、Ahmedさんがいつもおいしいチャイをいれてくれていた屋台を、飢えた野良牛が漁っています

(5月31日更新)サンプルとマスクが入った小さな箱がラクノーから突然シサムオフィスに届きました!僅かながら、「未来」に向かって前進がありました!

(6月21日更新)届いたマスクはほんの150枚ですが、シサムの店頭で人気です。ロックダウン後、完全に遠隔でパターンなどをやり取りし、手刺繍の入ったカラティマクらしいマスクが出来上がりました。2枚セットで1100円。300円の寄付付きで販売を全8店で開始しています。

(7月28日更新)寄付付きマスクがさらに200枚ほどやって来ました!京都のオフィスに、どこをどうやってかいくぐったかわからないほどの長旅の果て、角がとれて「いなりずし」のようになった小さな段ボールが一つ届きました。また店頭やオンラインに並びます。ぜひお求めください。

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● Sasha :::(3,4月の記録)オフィス・ショップ共に閉鎖。オフィススタッフはテレワーク中。各地に点在する手工芸品の零細生産者たちの収入が途絶えている状態です。フェアトレードのインド全国ネットワーク・FTFIを通じて、零細クラフト生産者への緊急援助(職人当たり2000ルピーの現金と、1000ルピー分のマスク、石ケン、小麦、お米、豆)を呼び掛けています。逼迫した生産者に対し、独自の救援物資の配布も実施しています。

(4月以降の現地の様子)

空っぽになった街や、無人の工房の様子

カバーのかかったままのミシン。誰もいない機織り工房。緊急で食糧配布をする様子。

(5月31日更新)5月20日に襲った巨大台風アンファンがコロナ禍に耐える生産者たちに追い打ちをかけました。通信網にも大きくダメージがあり、問題を深刻化しています。

(6月21日更新)日本の取引先から依頼されていた荷物の遅延が長引き、かなり厳しい状況です。なんとか理解をいただいて待っていただけるよう交渉を続けています。日本の四季は容赦なく巡っていき、時間との闘いになっています。

(7月28日更新)一旦緩和されたロックダウンが、また「部分ロックダウン」の名の下帰ってきています。夜間と、週末の土日完全ロックダウンです。不自由さが長引き、みな本当に疲弊していますが、なんとか、生産と出荷の作業を進めています。

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● MESH :::オフィス・ショップ共に閉鎖。オフィススタッフはテレワーク中。全国に点在するハンセン病患者コロニー内の工房によっては、インド国内での爆発的なマスクへの需要に応えるために、自分たちで手織りした布を使ってマスクの生産を行っています。2か月の完全生産ストップ期間を経て、時短で活動を始めましたが、原料がなかなか調達できず、思うように進みません。

(その後)リモートワークの時間を使って、フェアトレード生産者のビデオを作って送ってくれました。壮絶な過去を持つサバイバーや障害者を支えるフェアトレードを知れる秀作です。

(7月28日更新)ハンセン病への差別の末、インド国内でも最果ての地に住んでいるMESHの生産者たち。大河に取り囲まれるような立地でもともと雨季には洪水に遭いやすい土地です。今月、大雨が続き、繰り返し浸水が起こっています。ハンセン病を抱える多くの生産者やその家族が、家を出て避難生活を隣接の病院や学校の校舎で送っています。時に腰の高さまで水が来るとのことで、自給用の畑も浸水し、食料を買いに4キロ先の市場に出ることもままなりません。コロナの感染者も出てしまい、適切に隔離し手当は受けているとのことですが、全体としてかなり苦しい状況です。ぜひ、MESHのスカーフをお求めいただき、次の注文が一日でも早くできるよう応援いただければ幸いです。

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● Noah’s Ark :::オフィスと併設工場の完全閉鎖。オフィススタッフはテレワーク中。コロナ禍以前から欧米からの注文が激減していた上での生産停止で非常に厳しい状態です。以前よりの財政難により、社会福祉活動は小学校の運営のみに縮小。その小学校も閉鎖中です。厳しい外出禁止状態の中、地域に点在する鍛冶屋などの零細生産者グループたちが自力で耐え忍んでいる状態です。

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● RCM :::オフィスとオーガニックコットン商品生産工場の完全閉鎖。オフィススタッフはテレワーク中。工場の新設という大きな投資をした矢先に、一切の生産が止まりました。サンプルのやりとりも進められない状態です。周囲の日雇い労働者向けの食糧配布といったレスキュー活動を地元警察と協力しながら行いました。しかし、救援を必要としている人数が膨大で、無力感を感じているという状態です。

(5月19日更新)感染予防への厳格なマニュアルを策定し、工場の再開に備えています。再開後も稼働人数を制限するなど、フルスイングでの生産に戻るのはずいぶん先になる見通しです。

(5月31日更新)5月20日から通常の2割の人員で、工場を再稼働させました。感染防止の独自マニュアルは19ページに渡るものを作りました。安全を第一に、徐行運転で日常を取り戻そうとしています。

(6月21日更新)稼働人数を50%まで回復させています。依然、経営も生産も厳しい状況です。

 


3 月26日から始まった厳しいロックダウンの果て、経済封鎖に国民が耐え切れなくなり政府が5月28日より限定的に活動を再開。徐々に緩和の方向に向かっています。脆弱な医療や社会体制の中での規制緩和で、感染拡大が危ぶまれています。

● DEW :::(3,4月の記録)オフィスは閉鎖。オフィススタッフはテレワーク中。全生産が停止。代表Salamさんが携帯で各地の生産者グループの近況チェックをしています。20秒手洗いなど衛生関連の指導を伝えるなどしていますが、行動制限が厳しく、DEWとしてできることが限られています。フェアトレードの国際ネットワーク(WFTO Asia)が行おうとしている布マスクの生産にも参加したいが、布が全く手に入らず、目途が立っていないとのことです。八方ふさがりの状態です。

(5月31日更新)5月20日に襲った巨大台風アンファンがコロナ禍に耐える生産者たちに追い打ちをかけました。ヤシの葉編細工のグループと、2つの刺繍グループがある地域が被害を受けました。

(6月21日更新)代表サラムさんがコロナ禍の只中で、改めて「おカネでなく人中心の経済とは」という講演をオンラインにて行いました。アフターコロナをどうしていくか、フェアトレード実践者からの呼び掛けを行いました。


3月中旬よりルソン島を中心に非常に厳しい移動制限が出ていましたが、6月1日から少し緩和しています。その後、感染状況に応じて地域ごとに制限強化と緩和を繰り返しており、人々の日常生活に大きく影響しています。

● CGN(コーヒー) :::(3,4月の記録)オフィスも併設のカフェや宿泊施設も閉鎖中。スタッフでネット環境が自宅にある人がほぼいないため、テレワークも限られています。所有する車への食料運搬許可書をなんとか取得できたため、自宅待機のオフィススタッフの家に、乾燥したての生豆を担ぎ込み、豆の選別の内職にいそしんでくれています。シサムコーヒーの産地は農産地のため、作物が採れる農家さんたちは現時点、食べ物には困っていません。ただし、町に住むスタッフたちや、マニラなど一般の都市住民たちは、物流の停滞で飢えの危険をささやき始めています。

現場の苦労がひしひしと伝わるコラムをCGN創設者の反町真理子さんが、シリーズで書いてくださっています。ぜひご覧下さい。

● CCAP :::オフィスと集荷場は閉鎖中。オフィススタッフはテレワーク中。地方に散らばる生産者も厳しい移動制限の中にいます。政府による度重なる方針転換に振り回されつつ、安全を最優先にいち早くテレワークを実施しました。ロックダウンになる前から手掛けていた新商品カタログを、テレワーク先で仕上げ、「少しでも明るい話題を。」と届けてくれました。明るくて楽しい商品が満載のカラフルなカタログの完成を、生産者とバイヤーと一緒にお祝いしました。今後、長期化での生産者の暮らしの困窮が心配されます。


バリは外出自粛要請。全生産者の健康状態は良好ですが、行政によるサポートが乏しく、零細生産者たちの状態は状況が長引くにつれ悪化しています。

● Mitra Bali :::オフィスは、月火水の週3日のみ開所し、生産者の相談窓口とレスキュー活動に充てています。ショップは閉鎖。注文が途絶え、本来なら活動できる自宅での生産も停止しています。バリ島内に点在する零細工芸品生産者に、お米やマスクなど命に係わる品を代表のAgungさんと古株スタッフのAdiさんが、村のリーダーからの通行許可書を携行して車で配布しています。「食べるものに困ったら、すぐに連絡してくるように!」と必ず言い添えています。シサム工房には夏のアクセサリーを届けてくれていますが、今年の入荷は完了しており、来年向けの注文を5月半ばに予定しているところです。

(5月19日更新)シサム本体の稼働状態から、来年向けの発注時期自体を6月ごろと全体に遅らせざるを得ない状態です。


3月26日から続くタイ全土における非常事態令が6月30日まで延長されました。全生産者の健康状態は良好です。夜10時から明け方4時までの間の外出禁止。それ以外の時間は外出の禁止はないが自粛状態。
公共交通機関は運行していますが、人出が極端に減り、失職者が増加し、経済が悪化しています。輸送関係は、通常より遅いですが動いています。ネット通販は禁止されていないため、たくさんの人が利用しています。

● Thaicrafts :::オフィス・ショップ共に閉鎖。オフィススタッフはテレワーク中。北タイの村にいる銀職人エカチャイさんたちも自宅の工房で作業は可能。現在シサム工房からの注文品が仕上がり、バンコクのオフィスに納品したところ。国際運輸が滞り、日本に届く見通しは立っておりません。次回のシサムからの発注予定は年末ごろなので、その間、他からの注文がないと手が空いてしまいます。

 

● PTM :::チェンマイにある工場は規模を縮小して稼働中。もともと住み込みだった2名の縫い手さんと隣に住む代表のイーピンさんのみが工房に出入りしています。それ以外は、自宅にミシンのある生産者に、イーピンさんがカットした生地を車で配達して生産を分散しています。景気の悪化で次の注文が途絶えることへの不安が高まっています。シサムの次の注文が頼みの綱だと重い言葉を渡されています。

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以上、シサムの生産者パートナーの状況をまとめてご報告させていただきました。

今後のシサム工房での販売が、次の注文の唯一の燃料です。

現在、全直営店8店舗を休業(*)している中、すべての生産者から、シサム工房のスタッフや、日本のお客様の健康と安全、そして、販売の継続と次の注文への心からの祈りが届けられています。

(*)現在、店舗は再開しております。最新情報はHPをご覧ください。

シサム工房では、どっしりと重い責任を背負うことで、今までになかったアイデアも飛び出しています。

店舗からどっさり戻ってきた食品類を「フードレスキュー」するプロジェクト。

今、お店には来ていただけないけれど、未来に使える商品券「シサム未来チケット」など、

みなで頭をひねって、お客様に安心して楽しんでいただけるプロジェクトを続々と行っております。

ぜひ、引き続き温かいご愛顧を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

2020年4月16日    (初稿)
2020年4月26日   (更新)
2020年5月6日   (更新)
2020年5月19日 (更新)
2020年5月31日 (更新)
2020年6月3日   (更新)
2020年6月21日 (更新)
2020年7月28日 (更新)

シサム工房
代表
水野泰平

副代表
人見とも子

*皆さまが、ここは、と思った生産者団体の商品を見つけられるよう、各団体の名前に、それぞれの商品ページのリンクを張っております。ご活用ください。
ぜひ、彼、彼女たちのスキルの集大成をゆっくりご覧いただき、確かなつながりを感じながらお買いものを楽しんでいただければ幸いです。

CATEGORY

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