みなさん、シサムの大切な生産者たち、インド・ムンバイのクリエイティブハンディクラフトに、ミシンのお仕事の他に、お弁当部門があったことは、ご存じでしょうか?
 
もし、縫製では才能が発揮できなかった女性たちに、セカンドチャンスとして収入の道を提供していたお弁当部門「AsliFood」では、本部の一階に作られたキッチンでは、おいしくて健康的なお弁当を作り、毎日約500食、ムンバイ市内の一般企業のオフィスにデリバリーしていました。
 
そこが、なんと、この度、事業を断念してしまいました。
 
苦しかったコロナ以後、一度は、規模は縮小しながらも再開したお弁当事業だったのですが、残念ながら、ムンバイ中に勃興した他のデリバリーアプリの乱立のあおりを受けて業績不振となり、これ以上赤字は耐えられないと判断して、閉鎖となってしまいました。
 
コロナ後に、再開して頑張っていたころの写真を付けておきます。
 
働いていた女性には希望を聞いて、再就職のサポートをクリハンのソーシャルワーカーたちが行いました。ほとんどがDomestic Workといって、他の家庭の家事手伝いの職に就いたとのことです。(料理の腕が活かされました!)
 
アスリフードを取りまとめていた、スーパー優秀で人望の厚かったリーダーのラクシュミさんだけは、クリハン本部の、「雑貨・被服の国内販売部門」になんとか吸収することができ、今、国内向けのマーケティングをコーディネートしているそうです。
 
シサム工房では、パートナー団体の状況把握を定期的に行っておりますが、聞けば聞くほど、どの団体も景気の悪い話が多く、
より一層、日本での販売でしっかり下支えしたいという思いを強めています。
★この機会に、生産者紹介ページも更新しました。ぜひ、ご覧ください。
引き続き、フェアトレードを多くの方に気持ちよく生活に取り入れていただけるよう精進してまいります。
皆さま、どうぞよろしくお願いいたします。