FAIR TRADE PARTNER ThaiCraft

from タイ・バンコク

フェアトレード組織の国際的ネットワークである”World Fair Trade Organization (WFTO)の正式メンバーです。

「タイクラフト」は、タイ各地のさまざまな生産者グループが作る手工芸品の輸出や、タイ国内での販売を支援するフェアトレードNGOです。イギリス人のステファンさんとパートナーであるタイ人女性のスワディーさんによって1992年に設立されました。長年、定期的にバンコクで大規模なクラフトバザーを開き、主にタイに住む外国人を招いてタイの各地で作られた手作り製品を、その文化や魅力を紹介しながら販売してきました。バザーには毎回、各地から大勢の生産者が招かれ、普段は村に暮らす生産者が自ら販売を経験し、直接消費者と触れ合うことで、マーケティングや商品開発などの力をつけていきます。最終的には生産者が自分たちで生産から販売までを行う力をつけることを目標にしています。また、各地の伝統工芸が流通の場を得ることで、技術の後継者が育ち、地方の生産者が、出稼ぎに出ることなく、村の生活を守りながら現金収入を得る一助となっています。

生産者のようす

シサム工房のシルバーアクセサリーを作っている村は、北タイの中心地、チェンマイから車で3時間ほど走ったところにある少数民族カレンの村です。カレンは、その独特の民族衣装のほか、精巧な銀細工と手織りの布で有名な民族です。この小さな村で、高い技術を持つ若いリーダー、エカチャイさんのもと、マットな輝きを持つ美しいシルバーアクセサリーがひとつひとつ丁寧に作られています。もともと自給自足をしていた村でしたが、時代とともに、現金収入を求め大都市に出稼ぎに行く人が増え、村が空洞化していきました。村人の中には、出稼ぎ先でタイ語がうまく話せないなどで差別を受けたり、不当な賃金で使われたりと、社会に揉まれて村に逃げ帰ってくる人も大勢いました。そんな中、スワディーさんが何度も村に通いつめ、信頼関係を築き、伝統の銀細工で輸出品を作る道を開いてきました。順調に生産量も質も向上していったシルバー生産でしたが、2012年に銀の国際取引価格が急騰して以来、純度の高いタイクラフトのカレンシルバーは正面から影響を受けてしまいました。しかし、生産者たちは村で畑をしながら、民族の伝統技術を懸命に守ろうとシルバーアクセサリーの制作を続けています。