今年の国際フェアトレード・デーのテーマは「Climate Justice(気候正義)」
シサム工房でも、気候変動について考える1か月に挑戦しています。
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「フェアトレードと気候変動、どんな関係があるのでしょうか。」
フェアトレードと言えば、貧困や国際協力をイメージする方が多いはず。
しかし、考えてみましょう。
気候変動を含む環境問題の多くの原因は、先進国の経済活動にあります。
(先進国の需要にこたえるために、途上国でエネルギーを使い、大量生産をする等を含めて)
一方で、温暖化などにより、水や大地、また農業などの仕事を失うのは、より貧しい人々であることが多いことが知られています。
ここにも、大きなアンフェアの構造があることが分かります。
人と環境を中心に考えるフェアトレードでは、
森林伐採の禁止、CO2排出量の削減、生物多様性の保全などが定められています。
そこでフェアトレードNGOは、
持続可能な農業を促進し、環境へのネガティブな影響を減らすよう、
小規模生産者とそのコミュニティにその方法を提供し続けています。
フェアトレードの仕組みだからこそ、それぞれの地域で持続可能な農業、環境を守る力があるのです。
私たちがフェアトレードを選ぶことで、環境にやさしい生産を後押しし、
深刻な課題を抱える地域とともに、それを乗り越える力となることができるのです。
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次回は、「シサム工房のものづくりと、気候変動へのアクション」をご紹介します。
♪ 画像について ♪
WFTO(World Fair Trade Organization)の呼びかけで、世界中で一斉にSNS発信にチャレンジしています。
ハッシュタグ #fairtradeaction2022 #climatejustice #letsdoitfair #worldfairtradeday
さらに、#マイecoアクション をつけて、ぜひ一緒に参加しましょう♪